私が最近でもないですが、私の好きなストーリーの本。
「潮流を激る南沙-G資金異聞・ゴルゴ13第363話(リイド社) / さいとうたかを」

「中国」「台湾」「ブルネイ」「ベトナム」「フィリピン」「マレーシア」が領有権を主張する南シナ海南部に位置する南沙諸島。
ここには世界消費量で約50年分に相当する石油が埋蔵されていると言われ、各国が領有を主張し、軍備を増強する動きを見せていた。その資金源としてウワサされているのが、「G資金」という特定の国家に紐付かない200億ドル(発表当時で約2兆円。いまのレートでは約3兆円)というものがあり、領有権を確保した国家にG資金が投資されるというもの。
このウワサを聞きつけた丸菱物産・山岸常務は、かつての部下の藤堂伍一に、ゴルゴ13に接触し、ウワサの真偽を確かめて欲しいと依頼(藤堂伍一は別件でゴルゴ13と面識あり)され、接触するがゴルゴ13は「答える義務はない」とする。
一方でゴルゴ13はこのウワサについて自ら調査に乗り出し、武器商人・フォスターがG資金をちらつかせて南沙諸島に隣接する国々に武器を売って利権を得ると同時に、石油利権も確保しようと画策していることを突き止め、フォスターを始末する。
そして、ゴルゴ13はG資金の消失を公にするため、国際連合に対して「すべてを捨てし者」という名前で全財産200億ドルを寄付し、すべてを自然環境保護活動に充てるよう通達し、発表させる。
G資金の消失を知った各国は南沙諸島の資源独占をあきらめ、共同事業化することを決定。藤堂にはゴルゴ13から協力金(?)として1億円の振り込みがされる・・・。
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このストーリーはゴルゴ13のなかでも個人的には1、2を争うくらいお気に入りです。
自分と自分の財産が、意図しない誰かによって勝手に操作されてしまいそうになる。その対応として自分の全財産すべてを寄付という形で捨て去ってしまう(もちろんフィクションの話であるからかも知れませんが)。
世の中にはいわゆるお金持ちと呼ばれるような方はたくさんいます(もちろん、自分で正しく働いて得たものであるならば)。
そして、その財産の管理も自分で把握し、きっと「必要なものだけに使う」という感覚なのでしょうね。ちなみに、私は「欲しいもの」にお金を使うという感覚なのでしょうね。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
「潮流を激る南沙-G資金異聞・ゴルゴ13第363話(リイド社) / さいとうたかを」

「中国」「台湾」「ブルネイ」「ベトナム」「フィリピン」「マレーシア」が領有権を主張する南シナ海南部に位置する南沙諸島。
ここには世界消費量で約50年分に相当する石油が埋蔵されていると言われ、各国が領有を主張し、軍備を増強する動きを見せていた。その資金源としてウワサされているのが、「G資金」という特定の国家に紐付かない200億ドル(発表当時で約2兆円。いまのレートでは約3兆円)というものがあり、領有権を確保した国家にG資金が投資されるというもの。
このウワサを聞きつけた丸菱物産・山岸常務は、かつての部下の藤堂伍一に、ゴルゴ13に接触し、ウワサの真偽を確かめて欲しいと依頼(藤堂伍一は別件でゴルゴ13と面識あり)され、接触するがゴルゴ13は「答える義務はない」とする。
一方でゴルゴ13はこのウワサについて自ら調査に乗り出し、武器商人・フォスターがG資金をちらつかせて南沙諸島に隣接する国々に武器を売って利権を得ると同時に、石油利権も確保しようと画策していることを突き止め、フォスターを始末する。
そして、ゴルゴ13はG資金の消失を公にするため、国際連合に対して「すべてを捨てし者」という名前で全財産200億ドルを寄付し、すべてを自然環境保護活動に充てるよう通達し、発表させる。
G資金の消失を知った各国は南沙諸島の資源独占をあきらめ、共同事業化することを決定。藤堂にはゴルゴ13から協力金(?)として1億円の振り込みがされる・・・。
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このストーリーはゴルゴ13のなかでも個人的には1、2を争うくらいお気に入りです。
自分と自分の財産が、意図しない誰かによって勝手に操作されてしまいそうになる。その対応として自分の全財産すべてを寄付という形で捨て去ってしまう(もちろんフィクションの話であるからかも知れませんが)。
世の中にはいわゆるお金持ちと呼ばれるような方はたくさんいます(もちろん、自分で正しく働いて得たものであるならば)。
そして、その財産の管理も自分で把握し、きっと「必要なものだけに使う」という感覚なのでしょうね。ちなみに、私は「欲しいもの」にお金を使うという感覚なのでしょうね。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。