フクヤマ画廊ブログ

フクヤマ画廊から日々のお知らせがメインですが、たまには画廊主の駄文を掲載いたします。末永くお付き合いくださいませ。

2018年3月より長谷川利行展巡回します

2017-12-04 21:43:06 | 長谷川利行
<2017年12月5日>
11:00 - 19:00 営業いたします


すでにアナウンスされていますので、2018年の長谷川利行展について
お知らせいたします。
2000年以来の大規模な展覧会となります。

・2018年3月24日(土)~4月22日(日)福島県立美術館
・2018年5月19日(土)~7月8日(日)府中市美術館
・2018年7月21日(土)~9月9日(日)碧南市藤井達吉現代美術館
・2018年9月22日(土)~11月4日(日)久留米市美術館
・2018年11月13日(火)~12月24日(月・祝)足利市立美術館


ホント楽しみ !!!!!
コメント

長谷川利行 「相撲」

2017-08-31 20:51:23 | 長谷川利行
<2017年9月1日>
11:00 - 19:00 営業いたします




長谷川利行「相撲」
板・油彩
240x330mm
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書


<ご売約済>

相撲の取り組みを描いた充実した油彩です。オーソドックスな写実画とはほど遠いのですが、
力士の常人にはない力感、量感を見事に表現しています。
昭和10年頃のパトロンの一人、龍泉寺町のS医師が振分部屋のタニマチであったことなど、利行
と相撲の縁は深く、相撲好きとして知られ、多くの相撲をモティーフにした油彩、ガラス絵を
描いています。
昭和13年には「長谷川利行相撲絵展」(銀座交詢社 1/25~2/10)を開催していて、こちらの
作品も作風から見てその頃制作された作品かと思われます。
コメント

長谷川利行「風景」

2017-07-25 22:05:05 | 長谷川利行
<2017年7月26日>
11:00 - 19:00 営業いたします




長谷川利行「風景」
紙・水彩、1935年
163x236mm
左下にサインと年記
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書


<ご売約済>

原田光氏の「利行は電柱の画家である。」(長谷川利行展図録(2000年)P149)を正に
地で行った作品です。
利行の風景画にはすべてきちんとした空間があり、こちらの作品も電柱、広い道、空が
広々とした空間を形作っています。だから風景に実在感があり、生き生きとした作品に
仕上がっています。
コメント

長谷川利行 「女の顔」

2017-03-06 22:35:15 | 長谷川利行
<2017年3月7日>
11:00 - 19:00 営業いたします




長谷川利行「女の顔」
紙・水彩、クレパス
184x143mm
左下にサインと年記
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書



<ご売約済>

目の前にいる女性をぱっと描いた作品でしょうが、しっかりとした量感、質感を
表現しています。
決して美人とは言えない女性像ですが、どこか菩薩のような崇高さを感じさせます。
それは長谷川の底辺で一生懸命に生きている人たちへの共感なのでしょう。
コメント

3月12日 日曜美術館

2017-02-14 21:18:20 | 長谷川利行
<2017年2月15日>
11:00 - 19:00 営業いたします


3月12日、NHK Eテレ「日曜美術館」で長谷川利行の特集番組が放映されます。
皆さまぜひご覧ください。

<放映予定>
3月12日 午前9時~
3月19日 午後8時~ (再放送)
コメント

長谷川利行 「尾久の街角」

2016-05-09 20:31:19 | 長谷川利行
<2016年5月10日>
11:00 - 19:00 営業いたします




長谷川利行「尾久の街角」
紙・水彩,1935年
145x223mm
左下にサインと年記
木村東介鑑題シール
展覧会:<放浪の天才画家 長谷川利行展> 毎日新聞社/日本橋三越 1976年2月
    <放浪の鬼才 日本のゴッホ 長谷川利行展> 中日新聞社/名古屋松坂屋 1979年
文献:「放浪の天才画家 長谷川利行展」(毎日新聞社 1976年)NO.72掲載
   「放浪の鬼才 長谷川利行展」(中日新聞社 1979年)NO.79掲載


<ご売約済>

さっと描いた電柱が骨格となりしっかりと全体の空間を支えています。この絵もそうですが利行の
絵で電柱や街路灯の果たす役割は大きく、長谷川利行展図録(2000年)P149に掲載されている
「利行は電柱の画家である。」に始まる原田光氏の解説は実に的確だと思います。
そして何と言っても絵を描く喜びが画面から溢れていますね。町の雑踏の音まで聞こえてきそうです。
コメント

意外な人気?

2014-11-21 20:58:41 | 長谷川利行
<2014年11月22日>
11:00 - 19:00 営業いたします
※長谷川利行展開催中(11月27日まで)


今回の長谷川利行展で意外(と言ってはたいへん絵に失礼ですが・・・)と人気が高い
のが、小品の風景「池之端風景」なのです。



今日、私の画廊の取扱作家の廣田雷風さんが来廊され、じっくりと利行展を鑑賞して
くださったのですが、お金があったらこの「池之端風景」が欲しいと仰っていました。
このサファイアとエメラルドの様な、深みのある青と緑に引きつけられる様です。

あとやはり不忍池への利行の思いが私たちに伝わってくるのでしょうか、矢野文夫も
著書『長谷川利行』(1974年・美術出版社)の「利行と不忍池」で3ページにわたって
回想しています。

「幾十たび、幾百回不忍池のほとりをわれわれは辿ったことであろう。」
(『長谷川利行』矢野文夫より)
コメント

羽黒洞 木村社長

2014-11-12 20:39:58 | 長谷川利行
<2014年11月13日>
11:00 - 19:00 営業いたします
※長谷川利行展開催中(11月27日まで)


今日はわざわざ羽黒洞の木村品子社長がご来廊くださいました。
間違いなく現在の画商さんの中で最も古くから、そして最も多く利行の絵を
ご覧になってきた方です。
私の画廊にとってたいへん光栄なことです。

羽黒堂さんでは、12月1日~15日まで開催いたします。
私の画廊が遠くて不便な方はぜひ羽黒洞さんにお出かけください。


「長谷川利行展」 11月8日 - 27日
コメント

展覧会の様子をアップしました

2014-11-11 22:08:20 | 長谷川利行
<2014年11月12日>
11:00 - 19:00 営業いたします
※長谷川利行展開催中(11月27日まで)


先ほど当画廊のウェブサイトの「長谷川利行展」のページに、展覧会の様子を
アップいたしました。
私が撮影したへたくそな画像ですので、あまり期待せずにご覧ください。
(雰囲気は少しは伝わると思います)

図録の方も好評発売中ですので、こちらもぜひよろしくお願いいたします。
オーダーページはこちら
コメント

長谷川利行展初日

2014-11-08 23:35:39 | 長谷川利行
<2014年11月9日>
11:00 - 19:00 営業いたします
※長谷川利行展開催中(11月27日まで)


今日は長谷川利行展の初日、やはり利行の作品に囲まれて至福の時間でした。
若いお客様も熱心に鑑賞してくださり、利行作品に世代を超えた力があることを
感じました。

今日は別角度から展覧会風景をアップいたします。





明日は日曜日、多くのお客様のご来廊をお待ちしております。


◆画廊催事のお知らせ
「長谷川利行展」 11月8日 - 27日
コメント

明日から長谷川利行展!!

2014-11-07 21:57:07 | 長谷川利行
<2014年11月8日>
11:00 - 19:00 営業いたします


明日からいよいよ「長谷川利行展」を開催いたします。
画廊創業以来の念願がかない、とてもうれしいです。
皆様のご来廊をお待ちしております。

飾り付けがほぼ終わった画廊の様子をご覧ください。


図録の方も順調にオーダーいただいております。
どうもありがとうございます。


◆画廊催事のお知らせ
「長谷川利行展」 11月8日 - 27日
コメント

長谷川利行展プレスリリース

2014-10-29 23:17:48 | 長谷川利行
<2014年10月30日>
11:00 - 19:00 営業いたします


11月8日~27日、長谷川利行展を開催いたしますが、プレスリリースを作成したので、
こちらにもアップいたします。


長谷川利行展

<相模原展>  2014年11月8日(土)- 27日(木)
フクヤマ画廊 相模原市緑区橋本2-24-4  TEL 042-703-0002

<東京展>   2014年12月1日(月)- 15日(月)
羽黒洞 文京区湯島4-6-11  TEL 03-3815-0431


<展覧会概要>
 戦前龍泉寺町で医院を開き、昭和の初期に長谷川利行と密接な交流があった鈴木達夫・うた
夫妻の長男である鈴木大吉氏のコレクションを中心に、未公開の大型のガラス絵含め41点を展
観いたします。
 鈴木達夫・うた夫妻は昭和初め、長谷川利行のパトロン的存在の一人で、利行との数年にわ
たる交流を通して多くの作品を所蔵することとなりました。その後達夫氏の逝去により作品は
仙台へ疎開されましたが、戦後は農地解放やうたさんの病気療養のため、利行の絵が鈴木家に
恩返しするという形で流失が続きました。平成に入り鈴木大吉氏は、今度は利行の絵に恩返し
するという気持ちで、流失した作品を買い戻したり新たに手に入れたりして、この展覧会の核
となるコレクションを作り上げました。

Website  http://www.fgallery.com/info/201411hasekawa.html

<展覧会主旨>
 鈴木家と長谷川利行、そして利行作品との物語を詳らかにしながら、昭和初期の東京こそが
長谷川利行を生み出したこと、そして利行作品には時代を超えた普遍的な力が備わっているこ
とを感じていただければと思います。
 加えて「異端の画家」と称され、その破天荒な人生に注目されることが多い利行ですが、絵画
の技法を自由自在に操る超一流の画家としての側面にも焦点を合わせました。
 そしてなぜ多くの物故作家が時の検証の中で淘汰されていく中、今なお新しい世代のファンを
獲得し続けているのかを、再考するきっかけとなれば幸いです。

<本展のみどころ>
 大型のガラス絵、鈴木家ゆかりの富士山の水彩はじめ、油彩23点、ガラス絵3点、水彩15点の
充実した規模の展覧会です。

<展覧会図録>
全48ページ(判型 21cm×21cm) 500部制作  カラーの作品図版41点(うち27点に短い解説付)
鈴木大吉氏手記 「利行さんと鈴木家の助けられたり助けたり」
菅原典子(鈴木家の長女)さんインタビュー


問い合わせ先  フクヤマ画廊 福山茂 shigeru315@gmail.com TEL 042-703-0002
        羽黒洞 木村品子 TEL 03-3815-0431
コメント

長谷川利行 「ノアノアの少女図」

2012-02-11 21:06:56 | 長谷川利行
<2012年2月12日>
休廊いたします




長谷川利行「ノアノアの少女図」
キャンバスボード・油彩,1937年
329x238mm
左上にサインと年記
木村東介シール
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書


<ご売約済>

この作品に初めて出会ったのが2000年、少女像として傑作中の傑作で一瞬で魅入られて
しまいましたが、その時は買い逃してしまいすごく残念な思いをしました。

私たち画商は日々売買の場にいるので、買い逃して残念に思う絵が次々と出てくるので
前の絵のことは忘れてしまうものです。
しかしこの絵は12年間、忘れたことはありませんでした。

ノアノアは当時新宿にあった喫茶店で、モデルはおそらくそこの女給さんでしょう。
1937年長谷川は新宿に画廊を開いて彼の絵を売り出していた画商・天城俊彦の手配で、
浅草から新宿に移っていました。

「トルキイ、ノアノア、武蔵野茶廊、モナミ、エルテル、等々の喫茶少女を画にした。
彼女たちは彼になついてよきモデルとなった。」
 (天城俊彦「故人追想」)

上の言葉の最良の出来の絵の一つがこの作品だと思います。
女給さんは「私、可愛いかしら?」と少し恥じらいながらも、リラックスしたとても良い
表情になっています。それにこたえて長谷川もノリノリで一気に描いています。
絵を描く喜びが溢れていますね。

長谷川は底辺で一生懸命生きているもの同士として、対等な目線でモデルに接し、
愛と共感を込めて描いています。(だからこそ彼女たちは「彼になついた」のでしょう。)
そこから誰もまねできない長谷川独自の生命感溢れる絵が生まれて来るのです。

 → 当画廊コラム「長谷川利行の女性像」もご覧ください。
コメント

長谷川利行 「街行く女」

2011-12-22 17:50:19 | 長谷川利行
<2011年12月23日>
休廊いたします




長谷川利行「街行く女」
厚紙・油彩,1937年
180x145mm
左上にサインと年記
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書


<ご売約済>

当時モガ(モダン・ガール)と呼ばれていた女性でしょう、入念におしゃれしてバッグを持って
歩いているところを一気呵成に描いています。
女性の楽しげな様子が本当に生き生きと描かれており、その息づかいまで伝わってきますね。
「わー、いかした女の子だな」という長谷川の声も聞こえてきそうです。

長谷川利行は愛と共感を持ってこの ”街行く女”を描き、その美しさを永遠化しました。
19世紀末のパリがロートレックを生んだ様に、昭和始めの東京が長谷川利行を生み出したのでしょう。

 → 当画廊コラム「長谷川利行の女性像」もご覧ください


コメント