フクヤマ画廊ブログ

フクヤマ画廊から日々のお知らせがメインですが、たまには画廊主の駄文を掲載いたします。末永くお付き合いくださいませ。

ミュシャ 「四つの時の流れ」(4点一組)

2018-10-23 21:13:52 | おすすめ作品
<2018年10月24日>
11:00 - 19:00 営業いたします


本日はおすすめ作品をご紹介いたします。
お問い合わせは、私どものホームページをご覧ください。

   

ミュシャ 「四つの時の流れ」(4点一組)
左より <朝の目覚め> <昼の輝き> <夕べの夢想> <夜の安らぎ>
リトグラフ、1899年
各約1020x360mm
※まれに見る良いコンディション


アール・ヌーヴォーを代表する巨匠ミュシャ、その華麗で優美な作品は一世を風靡し、アール・ヌーヴォーは
別名<ミュシャ様式>と呼ばれるほどです。
こちらの4点連作は凝ったデザインの枠飾りの中の優美な女性像によって1日の四つの時、すなわち朝、昼、
夕、夜を表しています。女性のポーズ、背景や花の種類などがそれぞれの時に合わせて描き分けられ、どこか
夢の世界の様な幻想的な美しさを醸し出しており、ミュシャの代表作の一つとなっています。

また特筆すべきはこの4点のコンディションのすばらしさで、シートや画面の欠損・修復や退色がほとんど
見受けられません。


お問い合わせは、フクヤマ画廊まで
042-703-0002
コメント

長谷川利行 「裸婦横臥図」

2018-10-04 22:27:16 | おすすめ作品
<2018年10月5日>
11:00 - 19:00 営業いたします


本日はおすすめ作品をご紹介いたします。
お問い合わせは、私どものホームページをご覧ください。



長谷川利行「裸婦横臥図」
紙・油彩
231x306mm
木村東介鑑題シール
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書


シンプルな線で描かれた裸婦、背中には青い敷物が敷いてある様ですがはっきりとはわかりません。
最小限の線と言えますが、裸婦のふくよかさが十分に表現されています。
こんなに楽しい感じの裸婦画は長谷川ならではというもので、モデルの女性との信頼感が自然の姿を
引き出し、作品に何ともいえない温かみを与えています。

何と言っても顔を少し上げリラックスして微笑んでいる裸婦の表情がすばらしく、その表情の自然さ
から、まるで今目の前で私たちに微笑みかけている様な感覚を覚えさせる魅力的な作品です。


お問い合わせは、フクヤマ画廊まで
042-703-0002
コメント

ピカソ 「夢見る老人」

2018-10-01 22:27:41 | おすすめ作品
<2018年10月2日>
11:00 - 19:00 営業いたします


本日はおすすめ作品をご紹介いたします。
お問い合わせは、私どものホームページをご覧ください。



ピカソ「夢見る老人」
アクアチント、1968年(Bloch 1604)
492x335mm
右下にサイン、限定50部


ピカソ晩年の代表作「347シリーズ」の中では表紙絵に続いて2番目に評価の高い作品です。

描かれている家は単に一般的な古い家ではなく、ピカソの記憶の中にはっきりと残っているある
特定の建物で、そういう点からとても正確に描かれていると思われます。おそらくピカソの青春
時代の一翼を担った建物と女性たちでしょう。
三人の男はそのシーンを前にして夢見る様な回想にふけっています。一人はギリシャの神の様な
美男子で葉の冠を戴いた若い男、二人目はスペインの衣装を着た画家、もう一人ははげでまるまる
と太った少しグロテスクな老人で、赤ちゃんの様にうつぶせになっています。
この三人はそれぞれピカソ自身の三つのイメージを投影しているのではないでしょうか。


お問い合わせは、フクヤマ画廊まで
042-703-0002
コメント

ミロ 「3人のジョアン」

2018-09-30 20:30:14 | おすすめ作品
<2018年10月1日>
11:00 - 19:00 営業いたします


本日はおすすめ作品をご紹介いたします。
お問い合わせは、私どものホームページをご覧ください。



ミロ「3人のジョアン」
エッチング・アクアチント、1978年(Dupin 1034)
530x1067mm
右下にサイン、限定99部


1960~70年代、ミロは精力的に大型の銅版画に取り組み多くの代表作を制作しましたが、こちらは
その中の一点です。
題名の通り、3人が手を繋いで踊っているのでしょうか、そんなユーモラスな情景を美しい色彩と、
版画とは思えない質感溢れる重厚なマティエールの中に描いています。


お問い合わせは、フクヤマ画廊まで
042-703-0002
コメント

ピカソ 「4人の裸婦と顔の彫刻」

2018-09-29 22:49:19 | おすすめ作品
<2018年9月30日>
11:00 - 19:00 営業いたします


本日はおすすめ作品をご紹介いたします。
お問い合わせは、私どものホームページをご覧ください。



ピカソ「4人の裸婦と顔の彫刻」
エッチング・ビュラン、1934年(Bloch 219)
222x313mm
右下にサイン、限定260部


ピカソは創作エネルギーが最高潮に達した1930年代、スイート・ボラールという名で知られる
100点の銅版画を制作し彼の版画分野における絶対の代表作となりましたが、こちらはその中
でも最高の作品の一つです。

ピカソの天賦の才とも言える異なる様式・要素の絶妙な総合に成功しており、卓越した輝きを
放っています。造形上のキュビズムは後退し、おだやかなアングルを思わせる古典主義的な
作風となっています。
縦みぞ彫りの円柱に飾られた髭を生やした古代の神を思わせる顔の彫刻は、古風な調子を与えて
いて、いわば「アビニヨンの娘達」の古代バージョンとも言えるでしょう。
リラックスして挑発的に遊んでいる裸のオダリスク達は、女性のエロティックな魅力と不思議な
力を象徴しています。
窓の花びんは簡潔で優美な線で描かれ、洗練されほとんど戯画の様です。
線による描画は全体的にとても上品で、密集したハッチングの線のつながりが作品全体に浸透
してすばらしい明暗の調子を作りだし、それが優美な女性の身体の官能性を効果的にもたらして
います。


お問い合わせは、フクヤマ画廊まで
042-703-0002
コメント

遠藤彰子 「鐘」

2018-07-31 21:48:36 | おすすめ作品
<2017年8月1日>
休廊いたします


本日はおすすめ作品をご紹介いたします。
お問い合わせは、私どものホームページをご覧ください。



遠藤彰子「鐘」
キャンバス・油彩
533x335mm(10号)
右下にサイン
キャンバス裏にもサイン、タイトル


今や日本を代表する洋画家の一人、遠藤彰子さんの充実した油彩です。
急いでいるのでしょうか、子どもを抱いて走っている母親、子どもの頃こんなことあったかな?
それともいつか見た夢の中のことなのかな? そんなことを感じさせながら、私たちの心の中に
入り込んできます。

夢の中を歩いている様な、かといって完全なフィクションとも言い切れない現実感もある風景は、
記憶の奥底に語りかけ何ともいえない郷愁を感じさせます。


お問い合わせは、フクヤマ画廊まで
042-703-0002
コメント

棟方志功 水谷韻板画巻より 「吾誓の柵」

2018-07-23 22:55:10 | おすすめ作品
<2018年7月26日>
休廊いたします


本日はおすすめ作品をご紹介いたします。
お問い合わせは、私どものホームページをご覧ください。



棟方志功 水谷韻板画巻より 「吾誓の柵」
紙・板画、1959年
300x200mm
左下にサイン、印、年記
「棟方志功鑑定委員会」鑑定登録証書
文献:「棟方志功全集 第9巻」NO.243掲載


水谷韻板画巻は、1959年初めての渡米の際して、病気をおして見送りに来てくれた大恩師である
水谷良一へ、帰国してもう一度会うことができるように、との想いをこめ、太平洋上の山君丸船中
から滞米中に制作した作品です。
水谷家の宗旨、真宗の「嘆仏偈」を彫り込んで24枚の作品に作りあげましたが、こちらの作品は
お経の「吾誓得佛 普行此願 一切恐懼 爲作大安」と天女が彫り込まれたいます。


お問い合わせは、フクヤマ画廊まで
042-703-0002
コメント

長谷川利行 「花」

2017-11-30 22:16:34 | おすすめ作品
<2017年12月1日>
11:00 - 19:00 営業いたします


本日はおすすめ作品をご紹介いたします。
お問い合わせは、私どものホームページをご覧ください。



長谷川利行「花」
キャンバスボード・油彩
270x210mm(約3号)
左下にサインと年記(1933?)
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書


ガラスの花びんに飾ったアネモネを描いた充実した油彩画です。
キャンバスに染みこんでいる様な滋味溢れる緑と鮮やかな赤がとても美しく、
花びらのふくよかな質感が花の生命感を見事に表現しています。
画面から花の香りが漂ってくるようです。


お問い合わせは、フクヤマ画廊まで
042-703-0002
コメント

長谷川利行 「三人の女」

2017-10-25 20:42:15 | おすすめ作品
<2017年10月26日>
11:00 - 19:00 営業いたします


本日はおすすめ作品をご紹介いたします。
お問い合わせは、私どものホームページをご覧ください。



長谷川利行「三人の女」
紙・油彩
73x140mm
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書


どこか外で即興で描いた作品でしょうか、その割にはしっかりと描き込んである油彩です。
中央の女性は笑っている様に見え、何ともいえない可愛らしさを醸し出しています。

作風としては、東山魁夷さんが初めて買った絵として有名な「少女の顔」とよく似ており、
おそらく同じ時代に制作されたものと思われます。


<東山魁夷 ART BOX 美の眼差し>(2014年 講談社)より「少女の顔」掲載ページ

お問い合わせは、フクヤマ画廊まで
042-703-0002
コメント

南桂子の優品4点

2017-08-08 23:40:46 | おすすめ作品
<2017年8月9日>
11:00 - 19:00 営業いたします


本日はおすすめ作品をご紹介いたします。
南桂子さんの初期の貴重な作品はじめ、優品を6点ご紹介いたします。



南桂子 「花の籠」
銅版画、1955年
390x282mm
右下にサイン、ea(限定50部)

南桂子銅版画展 ポスター・チラシ作品
ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション「南桂子銅版画展 花かごを抱えて」2017.3.4 - 5.7





南桂子 「城砦」
銅版画、1980年
242x205mm
右下にサイン、ea(限定100部)






南桂子 「子羊を抱く少女」
銅版画
280x282mm
右下にサイン、限定50部






南桂子 「海辺」
銅版画、1963年
290x290mm
右下にサイン、限定50部



お問い合わせは、フクヤマ画廊まで
042-703-0002

コメント

西脇順三郎 「静物」

2017-07-13 22:33:12 | おすすめ作品
<2017年7月14日>
11:00 - 19:00 営業いたします


本日はおすすめ作品をご紹介いたします。
お問い合わせは、私どものホームページをご覧ください。



西脇順三郎「静物」
キャンバス・油彩
455x530mm(10号)
右下及び左下にサイン


日本を代表する詩人、西脇順三郎はもともと画家志望で、終生すぐれた絵画作品を制作しました。
こちらの作品は「西脇ブルー」とでも呼びたい様なうす塗の青がとても魅力的な油彩の優品です。
中央にあるのはあけびでしょうか? あけびということにして有名な詩に登場していただきましょう。

<旅人>

汝カンシャクもちの旅人よ
汝の糞は流れて、ヒベルニアの海
北海、アトランチス、地中海を汚した
汝は汝の村へ帰れ
郷里の崖を祝福せよ
その裸の土は汝の夜明だ
あけびの実は汝の霊魂の如く
夏中ぶらさがつてゐる


お問い合わせは、フクヤマ画廊まで
042-703-0002
コメント

長谷川利行 「黄色い花」

2017-02-02 22:30:33 | おすすめ作品
<2017年2月3日>
11:00 - 19:00 営業いたします


本日はおすすめ作品をご紹介いたします。
お問い合わせは、私どものホームページをご覧ください。



長谷川利行「黄色い花」
紙・ガッシュ
134x90mm
右上にサイン
木村東介鑑題シール
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書
展覧会:<放浪の鬼才 日本のゴッホ 長谷川利行展> 中日新聞社/名古屋松坂屋 1979年
文献:「長谷川利行画集」(長谷川利行画集刊行会 1963年)NO.60掲載
   「放浪の鬼才 長谷川利行展」(中日新聞社 1979年)NO.120掲載


ご商談中

黄色い花は菜の花でしょうか、まさに黄色が印象的な何とも可愛らしい作品です。
この様な小品でも長谷川利行は一筆一筆に慈しみを込めて描いています。
その慈しみがこの絵に不思議な生命感を与えています。


お問い合わせは、フクヤマ画廊まで
042-703-0002
コメント

ローランサン 「二人の少女と青い鳥」

2016-09-12 23:04:04 | おすすめ作品
<2016年9月13日>
11:00 - 19:00 営業いたします


本日はおすすめ作品をご紹介いたします。
お問い合わせは、私どものホームページをご覧ください。



ローランサン「二人の少女と青い鳥」
紙・水彩
251x341mm
右下にサイン
「Les Archives Marie Laurencin de Monsieur Daniel Marchesseau」登録済


 ピカソ、シャガール、藤田嗣治などと同時代にパリで活躍したエコール・ド・パリの巨匠
ローランサンは、水彩の名手でもありました。
 こちらの作品は、にじみたらし込み技法(※水や絵の具を塗って紙を濡らし、乾かない
うちに他の色を置いてにじませる絵画技法)を使い、夢ともうつつともつかぬ幻想的な風景
を作りだしています。
 青い鳥は幸福の象徴なのでしょうか、夢見るような幸福を追う少女たちの可憐さを美しい
画面の中で永遠化しています。


お問い合わせは、フクヤマ画廊まで
042-703-0002
コメント

藤田嗣治 ”猫十態”より 「眠る猫」

2016-03-17 21:10:41 | おすすめ作品
<2016年3月18日>
11:00 - 19:00 営業いたします


本日はおすすめ作品をご紹介いたします。
お問い合わせは、私どものホームページをご覧ください。



藤田嗣治 ”猫十態”より 「眠る猫」
銅版画(エッチング・アクアチント・ドライポイント),1929年
286x360mm
鉛筆サイン,限定100部


藤田嗣治の猫をモティーフにした版画の最高峰が”猫十態”の連作で、こちらはその
中の人気図柄です。
何とも無警戒に眠っている猫が可愛いですね。
少し開いた口に見える歯や肉球など、藤田は本当に良く猫を観察しています。

刷り上がりや色の状態も良く、藤田ファンには自信を持っておすすめできる名品です。


お問い合わせは、フクヤマ画廊まで
042-703-0002
コメント

名嘉睦稔 「浜に下りる」 「アダンの陰」

2015-06-19 16:02:05 | おすすめ作品
<2015年6月20日>
休廊いたします


本日はおすすめ作品をご紹介いたします。



名嘉睦稔 「アダンの陰」
木版画・裏手彩色
240x240mm
下マージンに鉛筆サイン、タイトル、年記
1996年 限定30部


沖縄出身の版画家、名嘉睦稔さんの初期の木版画(+手彩色)です。
彩色は紙の裏から染みこませる様に行っています。(この技法は棟方志功さんが有名です)

濃密な木々と生きものたち、遠くに見える青空、波のゆらぎなど沖縄の豊かな自然の恵みに
感謝の念を込める様に描いています。手彩色の緑と青がとても印象的な作品です。


お問い合わせは、フクヤマ画廊まで
042-703-0002
コメント