<2020年7月29日>
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本日はおすすめ作品をご紹介いたします。
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長谷川利行「少女像」
ガラス絵
87x61mm
右下にサイン
東美鑑定評価機構鑑定委員会鑑定証書
木村東介シール
”珠玉の小品”とは長谷川のガラス絵のことをいうのではないでしょうか。
宝石のような色彩の煌めきが目に至福の喜びを与えてくれます。
近代洋画家のガラス絵では長谷川は小出楢重と双璧をなす作家ですが、小出が技巧を凝らした濃密な
作品であるのに対し、長谷川のそれは即興で描いた、偶然に任せながらなおも偶然をコントロールして
いるとしか言えない絶妙の出来映えで、日本絵画史上全く独自のものになっています。
こちらの作品も数本の線と柔らかい色面で女性の体のボリューム感が見事に表現されており、美しい
色彩と相まって、ごく小さな作品ながらしっかりとした奥行きのある絵画世界を作り上げています。
「ガラス絵は一つのモニウメント、一つの眩燿星。一つのポエチカル。一つの炬火。一つの赤き氾濫である。
新興絵画における、一つのメソッド。一つのモラルである。
(中略)
女の感覚は、緑色にして、女のガラス絵は、タイリアンの挨拶です。」 長谷川利行『ガラス絵手記』より
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