オヤジのつぶやき

オヤジの経験を紹介します。

命ガケで全身運動せざるを得ない冬の妙義山相馬岳バラ尾根日帰り縦走登山

2009-09-26 | 旅行

 中間道から石門めぐりの予定だったが、下から見ると雪は積もってなさそうだった。状況により撤退と言うことにし、タルワキ沢から相馬岳を登り、茨尾根を行き、鷹戻しから中間道に降りる縦走に計画を変更した。妙義神社から中間道を行き、途中からタルワキ沢を登る。下から見ていると崖の所々に白いものが見えた。崖のため雪が積もる角度ではないので何だろうと言いながら登っていた。上に登ると崖からしみだした水が凍って張り付いたものだと判った。2007年1月20日 同行者1人 天候薄曇  私は「妙義は険しい」という話しを聞いていた程度で同行者にお任せ登山。タルワキ沢から尾根道にたどり着くと雪が5cmほど積もっている。

 タルワキ沢上部の分岐

 相馬岳までの薄い雪道で、タルワキ沢を登って来たベテランそうな年寄りのペアがかなりのスピードで抜いていく。(と言うか私が遅かっただけ。)  相馬岳頂上は風がなく寒くはない。雪を頂いた浅間山が見える。年配のペア(客観的に見れば私と大差ないだろう)はすぐ先へ降りていった。

 相馬岳より望む浅間山  相馬岳頂上と茨尾根の降り口、危険表示の看板の鉄柱だけ残っている?。

 昼食後、我々も老男女が降りていった方向に踏み出す。かなり降りると、「この先、鷹戻し付近滑落死亡事故多発、上級者でも非常に危険な箇所、ザイル等の装備を持っていない方は登山を自粛して下さい。」との標識が出ている。私は戻ろうと言ったが、同行者は先程のおばあさんが行ったので行こうと言うし、登り返す気も起こらないので同意する。この看板は相馬岳頂上の降り口に掲げて欲しい。

バラ尾根の注意書き  バラ尾根の坂の様子

 そこから先は今までに経験の無い急傾斜の降りだった。暖冬のおかげとしばらく天気が良かったので凍った場所が少なかったと思うが、雨や雪が凍りついていたら無事ではすまなかっただろう。堀切までのバラ尾根は巻き道が無く、岩山を何度も上り下りしなければならない。  妙義山の岩は岩の中から小さな石が飛び出しており、急傾斜ではあるが表示通りに行けば必ず岩の手掛かりか木の根の手掛かりが得られる。これはエライコッチャと思っても度胸だけでなんとか行ける。  途中、岩をくぐるとピークが後ろにあるのに気付く。同行者は気づかず先へ行ってしまう、一人で戻り慌ただしく写真を撮る。危険でピークの岩の上では写真を撮ってられない、一段下で撮影したがそれでも下を見ると恐い。

  岩の下を潜ると横にピークがある。何故かレンズが曇っていた。

 ピークの後、しばらく行くと垂直な壁が立ちはだかった。壁に取り付くと落石しそうだと上で言う。登ってしまったので同行者にぴったり付いて、木の根を頼りに登る。

  この山は尾根道でも中間道でも、時々、カサカサと落葉の中を石が転がり落ちている音が聞こえる。

  堀切に到着すると中間道へ15分との表示があり、鷹戻し方向も逆方向も危険との表示が出ている。同行者は行きたそうだが、もう十分と降りることにしてもらう。同行者は未練があるようで鷹戻し方向を見に行くので私も覗きに行ったが、また前と同じハードそうな光景が見える。中間道への降りは急傾斜で膝が笑う。中間道に出て妙義神社に戻る。

  本日の感想。短い区間であるがアップダウンがあり良い運動になった。ストレスなんかは完全にぶっ飛びます。同行者も週明けに快腸だったと言ってきた。度胸があり、全身運動とスリルを味わいたい人には最高と思う。高所恐怖症の人には相馬岳より先のバラ尾根はお勧めできない。

  後で調べたら鷹戻しでの事故が多いらしい。結構疲れていたので行かなくて良かった。しかし、同行者は妙義山の両端の経験があるとのことで、また行こうと言って来た、今度は鷹戻しへ行かざるを得ないだろう。

 鷹戻し、行かなくて良かった

 7:30道の駅駐車場着、8:15妙義神社、8:53第一美晴、9:00大黒の滝、9:12第二美晴、9:32タルワキ沢分岐、10:09鎖場、10:30尾根道分岐、10:50相馬岳着、昼食、11:40相馬岳発、12:04国民宿舎分岐、1:05茨尾根ピーク、1:17堀切分岐、1:40中道分岐、1:55東屋分岐、2:33タルワキ沢分岐、2:50大黒の滝、3:10妙義神社、3:35道の駅駐車場着、もみじの湯(500円)

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