カトリック藤が丘教会青年会有志ブログ

カトリック藤が丘教会は横浜教区にあります。開かれた教会を目指してブログを公開中。信徒活動停止処分の解除を待ち望んでます。

ジーザス・クライスト・スーパースター

2007-03-20 07:38:07 | おすすめレビュー
ジーザス・クライスト・スーパースターの1973年の映画版をご紹介します。
 この映画はイエズスさまの最後の一週間を描いたものです。映画のロケ地に聖書の舞台であるイスラエルを選んでおり、世界中が絶賛したのも頷ける内容です。主なロケ地は死海、イスラエル北部ベイト・シェアン及び、イスラエル中部ベイト・グブリン国立公園内のベルケイブだそうです。聖書についている地図を参考にしてみてください。
 この映画を観て、改めてイエズスさまの純粋さを感じました。神殿を荒らされて怒り狂うイエズスさま、そして多くの人々を癒して疲れ果てるイエズスさま。映画という表現方法をとったため、賛否両論あるようですが私はとても好きです。

 メルギブソン監督の「パッション」での表現技法は少し痛々しすぎるという方はこちらの方をお勧めします。「ジーザス クライスト スーパースター」をバックコーラスにして、自ら十字架を背負ってゴルゴダの丘に向かうイエズスさまの影が浮かび上がるラストのシーンは胸に迫るものがあります。
 この映画を観た後に、改めて聖書を読み直すとまた新しい感動が得られることでしょう。

ブラザーサン、シスタームーン

2007-03-20 07:07:42 | おすすめレビュー
 ブラザーサン シスタームーンをご紹介します。これはアシジの聖フランシスコをよく描いた映画です。あまり新しくない映画なのでレンタル屋さんでは見つかりにくいかもしれません。町田のTSUTAYAには置いてましたが、青葉台のゲオは未確認です。
 アシジの聖フランシスコは清貧の聖人で知られています。裕福な家庭に生まれていながら全てを捨てて、信仰に生きた聖人です。以前からこの映画はいいと先輩信者さんから勧められており、最近ようやく観ることができたのですが、本当に心洗われるいい映画でした。映画に出てきた、聖フランシスコと一緒に生活を共にしていた修道士たちは、現代の言葉でいうとホームレスさんの生活に近いような気がしました。もっとも、私の知り合いのホームレスさんたちの方がいい食生活でしたが。
 「全てを捨てて、文字通り裸一貫で生活して何が楽しいのだろう?」と私たちは思いがちですが、余計なものをそぎ落としてこそよりよく世界の美しさ、神さまからの愛を感じられるのかもしれません。
 この映画は俳優も音楽も構成も大変良くできていて、印象に残ったシーンは多々あるのですが、敢えて一つだけ挙げるとするならば恋に落ちた修道士を聖フランシスコが優しく結婚して子を産みなさいと勧めるシーンです。人にはそれぞれの場所があり、無理に聖職に固執しない方が神さまのご意向を叶えられるのかなとふと思いました。
 心がぎすぎすしてきたなと感じたときに是非観てください。

お勧めの祈りの言葉。

2007-03-20 06:44:16 | 祈り
ラインホールド・ニーバーの祈りをご紹介します。簡単な英語なので原文をまず紹介します。

The Serenity Prayer

God grant me the serenity to accept the things I cannot change;courage to change the things I can;and wisdom to know the difference.

Living one day at a time;
Enjoying one moment at a time;
Accepting hardships as the pathway to peace;
Taking, as He did, this sinful world;as it is, not as I would have it;

Trusting that He will make all things right
if I surrender to His Will;
That I may be reasonably happy in this life and supremely happy with Him
Forever in the next.
Amen.

(私の拙い英語力による)日本語訳は以下の通りです。

平静の祈り

神さま
変えることのできないものを受け止める平静な心を
変えることのできるものを変える勇気を
そしてそれらを見分ける英知を
私にお与えください。

一日、一日を生きて
一瞬、一瞬を楽しんで
苦しみを平安へと続く道として受け入れて
この罪深い世を自分の願うようにではなく、あるがままに受けとめた
あの方がそうなさったように

神さまの聖心に自分を明け渡したならば
すべてをいい方向へと変えてくれることを信頼しながら

そのことで私がこの世での人生も、そこそこ幸せに生き
来るべき来世では永遠に
神さまと一緒にこの上なく幸せになれますように

アーメン


詳しくはserenity prayerで検索してみてください。私は祈りの最初の部分、"God grant me the serenity to accept the things I cannot change;courage to change the things I can;and wisdom to know the difference."が好きで、辛いことがあったらよく口ずさんでます。「何やってもしょうがないさ」と諦めるのではなく、変えられるものを変える勇気。いつまでも保ち続けていきたいと思っています。