若年層の方に人気の物件といえばマンションであり、お手頃価格で立地条件が良いなどのメリットがあるものの、木造の一戸建てより固定資産税が高いなどのデメリットがあります。
固定資産税は予想外に大きな負担になることがあり、安いに越したことはありません。
そこで、今回の「不動産のあいうえお」では、固定資産税がかからないマンションはあるのか、その可能性をご紹介しましょう。
固定資産税がかからないマンションは、ほぼない
多くのマンションは、購入することにより一戸部分と土地の持分を取得しつつ所有することとなり、その両方に固定資産税が課されます。
この状況において、固定資産税がかからないマンションは、残念ながらないに等しいといえます。
しかし、マンションの中には一戸部分のみを購入しつつ所有し、土地部分は借りることとなる物件が存在し、それに該当するマンションであれば、土地部分の固定資産税はかかりません。
「goo住宅・不動産」などの不動産検索サイトでマンションを探すと「借地権付」などと書かれている物件を見かけますが、それが土地部分は借りることとなるマンションであり、土地部分の固定資産税がかからないマンションです。
ただし、借地権付のマンションは土地部分の固定資産税はかからないものの、定期的に地代を支払う必要があるため注意してください。
地代の相場は、固定資産税の3倍などといわれますが、マンションの立地条件によっては、それ以上になることも珍しくありません。
しかし、借地権付のマンションは相場より大幅に安く、考え方によってはお買い得であるといわれます。
固定資産税がかからないマンションの有無は、私が運営するサイト「固定資産税をパパッと解説」で公開するコンテンツ「マンションで固定資産税がかからない物件は、無きにしも非ず!?」にて詳しくご説明中です。
同コンテンツでは、マンションの固定資産税が何年でどの程度まで下がるか、築年数が経過することにより0円になることはあるのかなどもご紹介しています。
固定資産税がかからないマンションに関する情報をお探しの方がいらっしゃいましたら、ぜひご覧ください。それではまた次回の更新でお会いしましょう。「わかりやすく解説 | 不動産のあいうえお」でした。