百年は 花に宿りて すぐしてき 61 (大江匡房)
この時期のシジミ蝶といえば、蝶愛好家の方々のブログではゼフィルスといわれるシジミ蝶の写真で溢れています。ゼフィルス(ゼフ)は主に6月から7月の時期に現れる美しい25種のシジミ蝶で、雑木林の樹上高く朝夕の時間帯に現れ、なかなか見つけることができません。出現場所も限られていますし、それなりのカメラでなければ撮影も不可能です。
そんなわけでごくありふれたシジミ蝶についての話題は、この時期は特につまらないものになってしまいます。
遊歩道のリリシジミ。卵を産んでいるようでした。大分翅が傷んでいます。下は別の日の別の個体です。後翅の縁に少しオレンジ色が見えます。汚れでしょうか。
散歩コースのツバメシジミのオス。シロツメクサは他にも咲いていますが、昨年もこの場所でしか見たことがありません。写真ではわかりにくいのですが、後翅のオレンジの斑紋あたりに尾状突起があり、ツバメの名がついています。今年初見となりました。
庭のカタバミで産卵中のヤマトシジミ(メス)。カタバミはあるのですが、今年はあまり見かけません。下は散歩コースの翅を開いたオスのヤマトシジミ。
ウラギンシジミ(オス)。翅裏の銀色を透かして、オレンジ色が見えます。
久しぶりにみたムラサキシジミ。翅を開いて陽を受けようとしていました。翅表はあまり見たことがありません。ムラサキ色の範囲が広いので、オスと思われますが、鮮やかさは失われています。遊歩道や自宅でも随分と見かけるようになりました。
シロツメクサで蜜を吸うベニシジミ。2化の最盛期でしょうか。このところあちこちで目にします。下は遊歩道のベニシジミの雌雄。
2018.6.11