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縞の着物

ときおり雨の落ちる中、お茶の稽古に出掛けました。今季初の単衣は矢鱈縞の着物です。
私の手元に来てからすでに20年近くなり、その前に伯母が同じくらいは着ていた筈で4,50年前の着物でしょうか。余り糸を利用して自家用に織られた物なのかもしれません、抹茶・紺・灰・赤・黄・・・様々な糸が不規則に並んでいます。襟裏も木綿の晒し、皺にならず汚れも目立たない、田舎者の普段着といった風情ですが、気負わずに纏える大好きな着物です。
帯は最後に絽の桔梗柄を〆ました。来週からは秋の帯を出しましょう。着物と帯が地味なので、帯締めは少し明るい朱色。

今月届いた銀花は、嬉しい事に70ページに及ぶ志村ふくみ特集です。志村ふくみさんと古澤万千子さんが、着物姿でお仕事をされているのが印象的。ガラスの仕事は・・・  火に向かう仕事は止めた方が良さそうです。^^;
仕立ての仕事なら着物でも良さそう。そして、仕事で着るならやはり縞か絣の着物ですね。
「どこまで人は、生きることとと、仕事を接近させうるでしょう。互いに鍛錬し合い、あるところで交じり合い解け合いながら、日々を生きている。 生きて、織って、そして考えてね。時代のせいだと甘えたり、絶望したり、あきらめてはならないのです。」
八十四歳になられる志村ふくみさんの、力強い言葉です。私もこんなふうに生きたいと思います。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (N.Kojima)
2009-09-17 14:46:02
秋ですねー。

志村さんのお言葉、すばらしい@@
 
 
 
N.Kojimaさま (ふちこま)
2009-09-17 19:46:24
こんにちは、秋ですね。

ご注文のメール、ありがとう御座いました。
 
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