誰も知らない認知症;脳のはたらき(知的機能)からみた老人性認知症の予防と介護

老人性認知症の確実な予防方法と認知症高齢者の適切な介護方法をシリーズで解説します。

#認知

2020-12-13 09:01:17 | 日記
・「認知」とは「認め知る」こと、つまり「目や耳から入力された知覚情報などを認め知る」ことです。ちなみに「認識」とは「認知した知覚情報を知識として脳(知的機能)に刻み込む」ことです。

・「認知」には(広義の)「認知」と(狭義の)「認知」があることを知っておくことが大切です。(広義の)「認知」は、(狭義の)「認知」と「感知」から成り立っています。



・(狭義の)「認知」とは「考えて(認め)知ること」、つまり「思考や論理によって認知すること」です。そして「感知」とは「感じて(認め)知ること」、つまり「直感や経験によって認知すること」です。

・このブログ「誰も知らない認知症」では、(狭義の)「認知」を「左脳が担う認知機能」、「感知」を「右脳が担う認知機能」、と表現しています。

・認知症高齢者の「認知機能」や「認知機能障害」を理解するためには「認知」という言葉を整理し、正しく理解しておくことが大変重要です。

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 今回のブログ「誰も知らない認知症」の「#シリーズ」では「認知」という言葉について整理してみました。
 「脳のはたらきからみた認知症」に興味や関心を持たれた方には、このブログ「誰も知らない認知症」の下記のバックナンバーを閲覧していただければ幸いです。
  02 知的機能(1) 2018/05/01
  41 脳は「1つの脳」(重要) 2018/11/07
  45 左脳と右脳 2018/11/21
  47 理性と感性 2018/12/05
 皆様からのご意見やご質問、コメントなどをお待ちしています。
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  公益財団法人 北海道医療団 介護老人保健施設とかち 渕上 哲