Look at the Dawn Sky (^^)

生きとし生けるものが幸せでありますように。

彼女さんの夜明け 11 ジョウビタキの巻

2014-11-09 09:17:08 | 日記



深まる秋のとある朝

もうそろそろ大陸から帰ってくるであろう冬鳥さん達を、今か今かと心待ちにしている彼女さんです

昨日までに足掛け三日に及んだ秋の長雨の間、彼女さんもさすがにいつもの川辺には行っていませんでした

その間に日本各地の鳥見愛好家の皆さんから、近頃帰ってきた冬鳥さん達の報告がインターネット上から続々と届いていました

[渡り鳥 早き年には 雪多し]…という、ことわざもありますけれど、半年ぶりの冬鳥さん達に早く会いたい♪という気持ちの前には、多少の寒さなど全く問題にならない彼女さんです




そして、雨上がりのある日の夜明け前

雲一つない、蒼く晴れ渡った空の下で‥

彼女さんはあっちこっちキョロキョロしながらも、静かに、そして楽しそうにいつもの場所に座っていました

川面にはカルガモさん達や、カイツブリさん達が、朝から元気に浮かんだり、潜ったり、走ったり…時々ケンカなんかもしていました










カルガモさんがお互いに真っ正面から向き合い正々堂々と取っ組み合う様は、他の鳥さんには、なかなか見られない何かを感じ入っている彼女さんです

すると…




(^^)「もし‥少しお尋ねしたいのですが宜しいでしょうか?」


あらあら~とても礼儀正しく、実直そうで物腰の柔らかい(…なんだか完璧ですね♪)ジョウビタキの男の子が、彼女さんのすぐ近くにいらっしゃいましたよ


彼女さんΣ(°д°"ノ)ノ!!「おわーっ!と!とっ!…‥‥コホン!…」

(^ ^;)「はいはい、わたくしに何か御用かしら~?オホホホ‥」


いきなり心待ちにしていたご本人(ジョウビタキ♂、冬の渡り鳥さん)が突然目の前に現れ、乙女(ミーハー)回路が暴走しかけた彼女さんですが…ギリギリで自制に成功したようです。

イーグレットさんの時と同じ過ちはおかしませんでしたね。うん、成長しました


ジョビ男(^_^;)「はい、それではお伺い致しますが…(カナメ)という人間さんを、貴女はご存知ないでしょうか?僕たちは…」

彼女さん Σ(°д°"ノ)ノ「ウエエーッ!!!」


あらら…褒めたそばからいきなりですか……しかし、これは彼女さん本気で驚いていますね


ジョビ男(・・;)「…あの‥大丈夫で…」

彼女さん( ºωº )「……イ、イエッサ…ハ、ハイ!!ダイジョブデアリマス。ワタクシ(カナメ)ハ、ゲンキデアリマス!」


今更感満載ですが…

彼女さんの本名は、彼方 花菜女(かのかた かなめ)さんと仰います

花菜女さんと親しい方々は、お名前の最初と最後の漢字を取って(彼女さん)と、そう呼んでいらっしゃるようですね


ジョビ男 .:*・'(*゜▽゜*)'・*:.パァァー「貴女が…本当ですか!」

「大変申し遅れました。僕は昨年この地でカナメさんに大変お世話になった(おジョビ)の息子です!!」

彼女さん( ゜艸゜;)「……!!…ほんと?…すごい‥うそみたい‥」

「えっ!まって…じゃあお母さんも…おジョビちゃんも一緒に?!」

ジョビ男(・_・;)「いえ…母は、…僕たちを育て上げて‥今回の渡りの途中で…」

彼女さん「い‥いや………うそ…そんな……死んじゃっ…?」

ジョビ男「あ!違いますよ」

(〃 〃;)「あの…母上は…その…迷子に……」

彼女さん(◎-◎;) 「……………えっ?」

「ちょ…ごめん‥ちょっとごめんね…さっきからわたし、ビックリし通しで…」


(道に迷う渡り鳥ぃー??…そんなのアリなのー?!)とか、このたった五分程の間に、たっぷり一年分はビックリしたような気がしている彼女さんです


ジョビ男(^ ^;)「申し訳ありません‥何しろカナメ様もご存知の通り、ああいう人なもので…」

彼女さん(^ ^;)「…あー…………………………………………そうか…そうだったわね…」


彼女さんの脳裏に、昨年のおジョビちゃんとの思い出がよぎります

…鏡に写る自分の姿を同族の侵入者と勘違いして突っ込んでいたこと

照れ隠しに慌てて飛び去った先で猛禽に出くわし、彼女さんのバッグの中に逃げ込んだこと、などなど…

そのくせ…いつも静かな自信に満ち溢れていた‥可愛らしいクリクリおメメのウッカリ屋さん…

そんなおジョビちゃんのことを思い出した彼女さんは、とても深く深く頷いていました


彼女さん「…そっか、あなたも苦労したんだねぇ‥」

ジョビ男「…アハハ」

??「おーい!弟くーん」




すると、彼女さんの左手の林からジョウビタキの女の子が一羽飛んできて、近くの枝にちょこんと止まりました





ジョビ男「姉様、ほら!この方がカナメ様ですよ♪」

ジョビ姉.:*・'(*゜▽゜*)'・*:.「まあ!!!まあ!まあ!まあ!すごいじゃない!弟くん!…ハッ」

((゜Д゜;))「……ああああ!!‥ちょっとまって弟くん!変じゃない?お姉ちゃんどこか変じゃない?!どこか羽とか乱れていない!?あ!さっきおトイレしてきたけど、オッポ!オッポとか汚れてないかしら?!ねえねえ!弟くーん!みてみてー!!」




ジョビ弟「ちょっと!姉様、少し落ちつい‥」

ジョビ姉「だってだってだって!だってなんだもん!カナメ様よ!ついにカナメ様にお会い出来たのに!私たちがちゃんとしてなかったら、お姉ちゃん嫌なんだもーん!!あ、弟くんは‥大丈夫っ!うん、今朝も男前よっ!♪」



彼女さん (………間違いない…これはまんま、おジョビちゃんの娘さんに違いないわね…そっか、弟くんがしっかりし過ぎているのは…おジョビちゃんと、このお姉ちゃんのおかげ…か)





この後、彼女さんと弟くんを遙か彼方に置いてけぼりにした(お姉ちゃんトーク)は、まだまだ続きます…というか、終わりそうにありません





爽やかな冷たい風と、暖かい太陽の日差しの中で出会った三人の平和なお話は‥まだ始まったばかりです





つづきはまた次回のお話しで‥





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



昨日、あの有名なphotoshopのアンドロイド版アプリを発見し、有料版を光の速さでダウンロードしてみました

さっそくノイズでザラザラだったアントニオくんと水煙のカルガモさんの画像をいじってみましたけれど……なかなかどうして凄いでものすね♪








本家本元のphotoshopは名前を知っているのみで、実際に触れたことはないのですが…これは大したものだと少し感動しています

今、私が使っているカメラはいわゆるネオ一眼と呼ばれるカテゴリーのコンデジですが、やはり低価格のコンデジですので一線級のフルサイズ一眼とは比べものにならない点が数多く有ります

ピントの甘さ、ピント合わせの遅さ、シャッター(反応性)の遅さ、画質の荒さ、各種設定の上下限値の狭さ、などなどですが…最近はこれらが一概に弱点とは言えないように思えて来ました

例えばシャッターボタンを押し込んで、実際にシャッターが閉じるまでに体感でも分かる程(0.5秒くらい?)の結構なタイムラグがあります

ここだ!と、思った瞬間にシャッターが切れないことは、普通は弱点としか思えないでしょうが…それでもそんなシャッターを使い続けていると…

タイムラグが有ったおかげで、自分でも全く予想外の、新しい発見を捕らえた瞬間の写真が得られることが間々あります

そうした経験に伴って、ほんの少し先の未来を(予知)する楽しみも、少しずつ覚えてきました♪

いろいろなことを計算し尽くして、自分のイメージ通りの完璧な写真を撮ることは、カメラの大きな楽しみの一つです

しかしそのためには高価な機材(特にレンズ!)がなければ始まりませんね

私の勝手なイメージをコンデジでは無理だと思い込むことで、私が勝手に不満に思うこと自体が間違っていました

しかし、そうは言っても私のコンデジくんの画質の荒さ…Isoが400を越えた時のザラザラ感には、どうにもお手上げ状態だったのですが…

今回のphotoshop touchの加入でかなり救われた思いを味わっています(ただし、加工にかかる時間を考えると…そうそう使用することも少ないと思われますけどね)

結局、お値段というものも性能の一つだと考えれば、使用頻度やお財布の中身に合った機材を使いこなすことがベストチョイスだと思います

今朝も雨が降っています

明日またピンボケザラザラ写真を撮ってきて、綺麗に加工し直すことが楽しみで仕方ない拙者でござるよ♪


それではよい休日を♪






230 拝

コメントを投稿