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PCX盗難対策にウインドシールド/備災活動その2

2018-12-03 18:16:15 | 日記





 ホンダのバイク「PCX」盗難急増

 2018年3月には143台の「PCX」を盗み、フリマアプリで転売していた大阪の窃盗グループが検挙された。大阪府内では昨年一年間で、「PCX」が盗まれる被害が283件発生。今年に入ってからは10月末までで、338台が盗まれるなど被害が急増している。 (yahoo headline より転載)



 という訳で、昨年からずっと現在に至るまで、PCXが盗まれ続けているとの報を先日目にしました。

 では何故、今、PCXが狙われているのでしょうか。

 それはやはり、人気があり、比較的少額な為に却って換金が容易で、そして何よりも「簡単に盗み易い」事が主たる原因ではないかと愚考します。

 そこで今回は盗難という身近な人災を少しでも未然に防ぐために、備災活動(私の趣味w)の一貫として、バイク(ある程度PCXに絞った)の盗難抑止対策について考察し、現在私が実行している盗難対策の一部を紹介したいと思います。













 ↑これらの画像はバイク盗難の瞬間を防犯カメラ等が撮影し、YouTubeで公開されていた動画をスクリーンショットで切り取った画像になります

 私がこうした動画を見ていてまず最初に思った事は「バイク盗難に使われる車は、平ボディのユニックやトラックなんかじゃなく、バンやワゴン車等の箱車が圧倒的に多いんだろうな……」という推測でした。

 ここで少し泥棒の立場に立って考えてみますと、やはり平ボディのトラック等に積んだ盗難車が「丸見えのまま」逃走することは、さすがに避けたいでしょうね。

 そしてタイダウン等で盗難車を荷台に固定し、その上からシートで隠すとしても、壁の無い平ボディではその作業の手間と時間が大きく掛かり過ぎる筈です。

 ところで、今回の記事を書くに当たりバイク盗難防止対策を主旨とした、様々なサイトや動画を閲覧したところ、どうやらバイク泥棒が下見をする際には、盗難作業が「三分以内」で済ませられるかどうかが、盗みを実行するかどうかという判断の大きな基準となっているそうです。
 
 まあ、それはそうなんでしょうね。

 で、そうなるとすると、例えば窃盗にユニック車を使うならクレーンを展開するだけで五分以上は掛かるでしょうし、騒音もかなり響かせてしまいます。

 その上、路上一杯に作業車を停めて盗難作業をするなんて、これは明らかに目立ち過ぎますからね。

 以上の考察からコソコソとバイクを盗むに当たって、大きな平ボディのトラックは大変不向きだと考えていいでしょう。

 そんな訳から現状バイク盗難に使われる車とは、バンやワゴン車等のボックス型の車が多く使われているのだと考えられます。



 そこまで考えた時、良さそうな考えが一つ私の心に浮かびました。

 それは「あ、そうか。だったらPCXの背を高くしちゃえば良いんじゃねーか!」という考えです。

 この考えが決め手となって購入したのが↓こちらのウインドシールドになります。





 もとよりウインドシールドの導入に関しては盗難云々と関係なく、走行中の防風、防雨、防寒、防虫対策として最初から装備する予定がありました。

 しかしPCX購入当初は、市販されているウインドシールドの中から一体どのウインドシールドを選べばいいのかな、と……かなり迷っていたのです。

 それからしばらくして「ボックス車によるバイク盗難を抑止するには、バイクの全高そのものを高くする事こそが最適解なんじゃないの?」

 という自身の考えに従って、いくつかの候補の中から一番大きなウインドシールドを購入するに至りました。

 では次に、バイクの全高を高くする事がどうして盗難対策になるのか? について説明します。

 それはごく単純に、車の荷室高よりもバイクの高さを高くしてしまえば、そう簡単には車内に積み込めないからです。

 一見、単体として見ると大変大きく見えるバイクでも、実際は様々な体格の人間が跨がって運転するという前提がある以上、それほど大きなバイクというのはあり得ません。

 SSやオフ車、アドベンチャータイプという比較的大きなバイクにしても、車体の全高(詳しく調べてはいませんが)とは、せいぜい1m30cmから1m40cmくらいまでだったと記憶しています。

 さらにPCXの全高に限って言えば、たったの1m10cmしかありません。

 それに対して盗難に使われそうなバンやワゴン車の荷室高なのですが、これらをざっと調べた限りから平均すると、大体1m30cm強といったところでした。

 もちろん平均よりも大きな車はいくらでもありますが、荷室高が平均よりも高い車とは、当然車体そのものが大きくなり、その分駐車場所を選ぶ事にもなり、その結果コストとリスクが跳ね上がり、悪目立ちする事にも繋がります。

 ちなみに現行のハイエースシリーズから荷室高が最も高いモノを調べてみると、確か1m60cm前後のものが最大だったと記憶しています。

 以上の考察材料(数字関係があやふやで大変申し訳ない)から考えられる盗難対策として、ウインドシールド等を使ってバイクの全高を最低でも1m30cm以上、可能であれば1m60cm以上にしておく事。

 これが出来ればYouTube動画で見られるような「人力のみでバイクを簡単に積み込まれる」という危険は、かなりの確率で避けられるものと考えられます。

 という訳で、可能な限り大きなウインドシールドを自車に取り付ける事は、盗難対策としてもかなり有効である。という持説なのですが、しかしこれだけではやっぱり少々心許ないですよね。



 なのであと幾つかの盗難対策グッズを追加します。

 まずバイクから離れる時は、ブレーキレバーをロックしましょう。

 そもそもバイクにはバックギアはおろかパーキングギアやサイドブレーキすら搭載されていないモノが大半を占めています。

 なので、ハンドルロックを破壊されてもバイクのタイヤが簡単には回らないように対策する事が必要だと考えました。

 その際に、極太の超硬いチェーン等で、母なる大地にガッチリとロック出来れば最高ですけれど、やはりそれなりのモノはそれなりに結構お高くなってしまいます。

 だったらせっかく元からついている前後のブレーキを作動させておけば、人間一人分の力で押して動かされるリスクも、かなり抑止出来るのではないでしょうか。

 (バイク ブレーキレバー ロック)という単語で検索すれば二、三千円というそこそこのお値段で、良さげなブレーキレバーロックが引っかかるでしょう。

 もちろん素直にそれらを購入しても良いのですが、もしツルの長さが合う丈夫な南京錠等が手元にあれば、それらをそのままレバーロックとして流用する事も可能ですよね。まあ、その辺はアイデア次第です。

 そしてそして、ここまで考えを巡らせてせっかく設置したロックやシールドも、その各々を泥棒の目線から見れば、各個を破壊して取り除くことは十分に可能です。

 それをも踏まえた上でのトドメとして、イモビライザーを初めとする振動や傾斜を感知する類の大音量アラームの設置が必須だと考えました。

 こうしたアラームは某アマゾン等で二千円前後からの出品が数多くあり、性能も必要十分なスペックを備えています。

 たとえロックが簡単に破壊されるものだとしても、破壊する際に無音且つ無振動で作業させないように工夫して配置すれば、盗難行為そのものを諦めさせる可能性を、大きく上げられるかもしれませんね。

 



 以上、ここまでは盗難犯に対してワザと「見せる」ことで、(ウーン、コイツはメンドクセーな……ヤメとくか)と思わせる為の対策ですが、この他にもあと幾つか「隠し対策」を仕掛けておけば尚良しと、私は結論しました。





 それでは最後に、何かの偶然でたまたまこのブログにたどり着いたかもしれない、泥棒行為で生計を立てている全ての方々に向けて一言申し上げます。

 泥棒が悪い事である事は、私などに言われるまでもなく十分承知している事でしょうけれど、恐らくはあなたが思っている以上に、泥棒という行為は、あなた自身とあなたに関わる全ての人々の人生を、根底からメチャクチャに破壊します。

 それはあなた自身がどんなに屁理屈を捏ねようとも、泥棒とは人間社会の良き面の全てを、完全に、敵に回す行為だからです。

 それでもあなたは、バレなければ良いじゃないかと、今は本気でそう思っているかもしれませんが、残念ながらそうは問屋が卸しません。

 何故なら、他ならぬあなた自身が本当は自分が泥棒であるという事実を知っているからです。

 それ故に、信頼を前提とした社会の善意や思いやり、そうした基本的な全ての安らぎに対して、あなたは決して溶け込むことが出来ません。

 そして何かあれば常に不信と疑心暗鬼が心に渦巻き、いつ訪れるともしれない被害者からの怨念が籠もった報復という見えない影(妄想)に、日々怯えながら、ご自分の大切な人生を、自分自身の手で、徹底的に台無しするという事こそが泥棒という行為の代償になるのです。

 そんなの、つまんなくないですかね。







生きとし生けるものが幸せでありますように。


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