Even 言い分

風の向くまま、気の向くままに、今日は何を書こうかな~。

Re start

2006年12月03日 | バイクレース
終わらせるためじゃなく、新たなるスタートを切るのための別れもある。

僕と仲良くしてもらっていて、このブログにも度々登場しているプロライダーの今野君が、所属していたチームとの関係を今シーズンをもって解消しました。
所属していたチームの運営母体「レーシングサプライ」には、2002年からの5年間所属していたんですけどね。

今野君にとって今シーズンは、本当に大変な半年だったと思います。
JSB1000クラスで迎える2年目の今年は、昨年以上に「結果」が求められますからね。

普段、どんなに努力していたとしても、練習でいいタイムを出していたとしても、本番で悪い結果しか出せなければ、評価は下がってしまいます。
「強い者が勝つ」のではなく、「勝った者が強い」という世界。

そんな中で迎えた今年4月の開幕戦で、今野君に悲劇が訪れるのでした・・・。

転倒により、手首の骨折&筋肉断裂という大怪我を負ってしまったのです。
この知らせを聞いた時、ショックで僕の頭の中は、しばし真っ白になりました。
「今シーズンは勝負の年になるので、頑張ります!」と話していたのに、こんなことになってしまうなんて・・・。

この怪我により、今野君は今シーズンの前半戦を欠場せざるを得ない状況になってしまいました。
この数ヶ月間は、精神的にほんと辛い時間を過ごしたことと思います。
好きなバイクに乗れない辛さ、レースに出れず、同世代のライダー達の活躍を見ているだけの辛さ。

ピンチとチャンスは表裏一体。
この間、今野君の代わりにJSB1000クラスで走ることになった後輩ライダーの波多野君にとっては、経験を積むための良いチャンスになったわけで・・・。

その後、今野君は7月の終わりに開催された8時間耐久レースで復帰し、後半戦に臨みました。
8耐は波多野君とともに見事に完走を遂げたのですが、シリーズのレースでは、なかなか満足の行く結果を出すことが出来ぬまま閉幕しました。

そして、所属チームとの交渉の末、一番最初に書いた答えが出されたわけです。
「レーシングサプライ」だったからこそ、今野君と知り合うことが出来たと言っても過言ではないので、今回のことは残念というか寂しい感じです。

でも、これはお互いが新たなるスタートを切るために出された答えですから、前向きに考えなきゃダメですよね。
僕にとっては、どちらも大切な存在ですから、来シーズンからは今野君も、レーシングサプライも応援していくつもりです!

嗚呼、来春が待ち遠しい!!(笑)

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (トオル)
2006-12-04 22:48:58
勝った者が強い。
結果がすべてですからね。
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Unknown (てつや)
2006-12-05 13:47:18
結果が全てかぁ…そう思われちゃうのは仕方ないのかな?だったら俺はダメの代表だな…
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Unknown (INAMI)
2006-12-05 23:16:05
トオルさん>
トオルさんが頑張ってみえる世界は、まさに「結果が全て」ですもんね。
そのためには、ひたすら頑張るしかないわけで・・・。

怪我には十分気をつけて、頑張って下さいね!

てつやさん>
プロスポーツを見る際、多くの人は「経過」より「結果」に重きを置いているように思いますし、この厳しさこそが「プロの世界」なのかな~とも思います。
ただ、この「結果」には、「勝敗」だけではなく「内容」も含まれてくるでしょうが。

実際、多くのプロスポーツにおいて、勝つことで、いい成績を収めることで、契約金がアップしたり、大舞台に立てたり、ランクや番付が上がりますしね・・・。
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