片道千円の旅（後編）

厳しい時代でした。。。

昼食は舘山寺からほど近い場所にある「大むら屋」で食べることにしました。
浜名湖へ来たら、やっぱ鰻を食べなきゃ！
ということで、僕は鰻重を注文しました。
父はさしみ定食、母はフライ定食を注文してましたがね。f^_^;


お腹が満たされた後に向かった先は、特別史跡「新居関跡」でございます。
新居関所は、江戸時代には今切関所といわれ１６００年に設置されました。
しかし、数度に渡る災害（地震や津波）を受け、その度に場所を移転しているんですよね～。
現在の建物は１８５５年に建てられたものだそうです。

こちらの関所は国内で唯一現存する関所建物なんですよ。
といいますのも、明治になり関所廃止令が出されると関所は次々に取り壊されてしまいました。
しかし、新居関だけは学校や役所として使われたことにより、取り壊しを免れることができたのです。





では、関所の中へ入ってみましょう。
「上の間」には、鎧兜が鎮座しています。


この写真を撮っていると、前方から「うわっ」という母の驚く声が聞こえてくるじゃないですか！
一体、何があったのかと廊下を曲がってみると。。。


















マネキン人形がずらり鎮座していました。
人形が設置されているとは知らなかったので、母は本気でビックリしたようですわ。（笑）

上の写真は「面番所」です。
通行人の取調べを行う場所で、内部は２０畳と２５畳に分かれています。

皆さんは「入り鉄砲に出女」という言葉、耳にしたことはありますでしょうか？
当時は今のように国内を自由に行き来することはできず、関所では江戸に持ち込まれる鉄砲や武器と江戸から出る女性に対しては特に厳しい調べを行っていました。
関所を通る女性の取調べを行っていたのが、「改め女（別名を改め婆）」です。
改め女は足軽の母親がつとめ、女改長屋に住んでいました。

また関所を通らず、密かに山越え・海越えで移動した者は「関所破り」と呼ばれ、重い刑に処せられました。
面番所の裏手は、こんな感じ。


渋滞に巻き込まれるのを避けるため、少し早めに浜名湖を去ることにしました。
この日は蒸し暑かったので、浜名湖ＳＡで「みかんソフト」を食べました。
ワサビのジェラートも捨てがたかったんですけどね。^m^


今回は立ち寄りませんでしたが、浜名湖には温泉もありますのでドライブするには最適な場所だと思います。
皆さんも機会がありましたら足を運んでみてください♪