魔女達の秘密

善とは？悪とは？

今日はちょっくら名古屋まで行ってきました。
目的は劇団四季のミュージカル「Wicked（ウィキッド）」名古屋公演の初日を観るためでございます。
初演は４年前の東京でして、その後、大阪、福岡で上演され、やっと名古屋へ来たわけですわ。

初日ということで、劇場のロビーには大手企業から届いた花がたくさん飾られていました。
その光景は、まるでテレフォン・ショッキングのよう。（笑）


この作品、一言で言ってしまえば『オズの魔法使い』のスピンオフなんです。
オズの魔法使いに登場する「悪い西の魔女」と「善い南の魔女」の間に隠されていた秘密を中心に物語は展開していきます。
ドロシーと一緒に魔女退治に出かけるライオン、ブリキのきこり、かかしの正体なども描かれているんですけどね。

肌の色が緑が故に周りから好奇の目で見られてしまうエルファバと外見を重視し、人気者であり続けることにこだわるグリンダ。
そんな正反対の２人がケンカし、いがみ合いながらも徐々に心を通わせていく姿は、観る者の心を捉えます。
また差別、弾圧、情報操作など現代社会が抱える様々な問題が上手く織り込まれているので、色々と考えさせられるですよね～。

別の角度から見てみることで、新たに分かる・見えてくることってあるじゃないですか？
この作品にはそんなメッセージが散りばめられています。

初日ということもあり、カーテンコールではスタンディングオベーション！！
あんなに長いカーテンコールを体験したのは久しぶりでした。
出演者の皆さんもめっちゃ笑顔で、充実感や達成感が伝わってきました。
舞台やスポーツを観る度に思うのですが、人に感動や元気を与える仕事って本当に素晴らしいですよね。

ミュージカルが初めての方でも観やすい作品ですので、興味を持たれた方は是非ご覧ください♪
観て損はない舞台ですよ～。