ふらんす堂の放課後

小さな出版社の日々つれづれを、スタッフ持ち回りで書いています♪

灯台もと暗し

2007年10月27日 | Weblog
みなさん、「上淀廃寺(かみよどはいじ)」ってご存知ですか?
15年くらい前に田んぼの中から発掘された、最古級の古代寺院の遺跡です。
↓想像図(こちらから拝借)

これが私の実家(鳥取県米子市)近くにあるのですが、近すぎるゆえに、その存在を知りつつも一度も行ったことがありませんでした。が、先週、帰省した際に、姉夫婦と、天気もいいし、どこか足を運ぼうか…ということになり、しぶしぶ(?)行ってみました。(ちなみに、姉夫婦も行ったことがなかった)
…まあ、遺跡ですし、「廃寺」とあるように、いまから1000年前の10世紀中頃(平安時代中期)、火災により焼失してしまったので、目の前に広がるのは、ただの小高い山の上の平原にすぎません。
しかし、そこから見渡す景色が素晴らしかった!!
右手に、日本最大の弥生集落「妻木晩田(むきばんだ)遺跡」が広がり、目の前に「向山古墳群」、左手に「石馬谷古墳」などなど、古代ロマンを感じさせる空間が広がっていました。
↓むきばんだ遺跡の一部


知らなかった…。
こんなに身近なところに、遺跡がわさわさと存在しているとは!!
(「むぎばんだ」という看板がいろんなところにあるなあ、とは思っていたのですが、「パンダ」かなにかがいるのかと思ってた。テヘへ)
そして、この辺一帯を「白鳳の里」という名前の施設として、ちゃっかり、ビジネスもなりたっていました
それはさておき、今でこそ、日本一人口が少ない県として話題になってしまうわびしい鳥取県ですが、昔はここが日本の中心くらいの勢いで人口がいっぱい居たらしい…。というのは、現代の鳥取人のよく言う負け惜しみ?と思っていましたが、こんなにすごい遺跡が残っているのなら、あながち嘘ではなさそうですね。

面白いものって意外と身近にあるんですねぇ。
今度帰省したら、白鳳の里を堪能しようっと。

でした♪

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