精油の抗菌性

こんばんは、Flower's Roomスタッフの白井あゆみです。

今夜は蠍座の満月
美しい月が輝いていますね。


今日は夕方から香りの図書館でセミナーに参加してきました。

「香りを化学する」という内容で去年の１０月から始まった講座の４回目。
＜テルペン類の抗菌作用＞です。

植物の香りの成分には、カビを防ぎ、病害菌の繁殖を抑えるものがたくさんあります。
その成分の一つがテルペン類です。

その働きは古くから、生活の中でも食べ物を包んだり、まな板、食器などに利用されてきました。
笹の葉や、桜餅の桜の葉、料理に添えられた木の葉などです。

また、テルペン類は木を腐らせる腐朽菌に対しても繁殖を抑制し、木の耐朽性の元になっています。


日本書紀の素戔嗚尊（スサノオノミコト）の言葉にも

スギとクスは船にせよ
ヒノキで宮殿を作れ
マキで棺を作れ

というものがあるそうです。

木の抗菌特性を表した言葉です。


人間は、神話の時代から植物の恩恵をうまく取り入れて、生活に活用して来たんですね

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