blueな日々

( Art で逢いましょう)

なぐさめられる話

2005年10月22日 | ■blueな日々1
b-28p


私は大学病院の「献体」会員。いつか私が見えなくなったら、
Nがすぐに連絡すると約束してくれた。「ありがとう」
忘れた頃、私の骨が帰って来る。電車に乗って、一族の寺へ。
出来れば、中年のNに、お願いしたい。「さようなら」

もう少しだけ。

若い私がいて、さらに若い恋人がいて、カメラがあって、
水に彼女が身をまかせたら、こんな写真が…。
ロットリング(0.3か0.5mm)で私のもやもや(私のblue)
を描き始めたが、挫折してしまった。

私もこんなふうに、のんびり浮かんでみたい。
nothing gonna change my world
医者の卵の先生たちが、数年をかけて、私を小刻みにしてくれる。
何だか、恥ずかしいが、そのbodyが私だったんですね。
よろしくお願いします。弛緩した頼りない、私の抜け殻ですが…。

自分の行く末がわかっていること。
この思いも、私をなぐさめてくれる。
ゆっくり、しぶとく生きて、最後はプールに浮かぶ。
葬式なんて嫌いだし、Nはいつかどこかでこっそり泣けばいい。
私も見えなくなっただけ。日々は、変わりなくつづいてゆく。
近頃のイメージ遊びから、こんなことも想像してみたのです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。