blueな日々

( Art で逢いましょう)

夜の音 朝の色

2005年10月27日 | ■blueな日々1
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ゆううつな夜しずかな夜だれもいない夜。
近くで犬が吠えている。ずっと吠えている…。
すっかり日が落ちた後、ちょっと散歩に出た。
違和感。居心地が悪い。私は別世界の住人か?
何があっても起きないぞ。決意の就寝タイム。
夢の中、私の内なる声にまた犬の叫びが重なる。
早朝。バイクの音で意識が戻った。新聞と牛乳。
頭が重い。目が痛い。身体が動かない。ため息。
また眠った。目覚ましが鳴るまで。すぐに朝が。

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遅い朝小鳥も鳴く朝コーヒーと煙草の朝。
幼稚園児の行列がざわめきの中、過ぎてゆく。
晴れわたった空。山なみが見える。海も近い。
私の精神もある。パラレルな記憶。映像と音。
空気を吸い込む。つんと懐かしさが胸に届く。
ささいな歓びを積み重ねて、私は生きている。
悲しみでさえ倒錯したなぐさめ。喪失もまた。
長い散歩から帰ってきた。遅れて仕事を開始。
6時間後疲れた私。いつもの夕暮れがそこに。

今夜はワインを飲む。夜の音と朝の色に感謝を。
Macが個人的な言葉を書き留めた。救済の機械。
そうやってbook-markに入れたのは「遺品処理」
Nに話をしたことがある。私が見えなくなれば、
絵や写真や音楽や本や文章だけは、ひととおり
確認して欲しい。その後、好きにしてください。
よけいなものは「どんどん捨てよう」
子から子への素敵なプレゼントは何?
日々の、私たちのやさしさ。
そして私とあなたの象徴を。

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