入手時から欠品があり機能しない状態の、露出計の部品を取り外すことに．
正面から見てその右肩部分がいやにすっきりしてしまった．さらに清掃を
しても取れない傷などで、ひどく汚れたボディだったため、黒のつや消し
ペンキで塗装してみた．他は簡単に分解してファインダー内の清掃なども．
マニュアル操作での写りのよさはすでに確認済み．これから２度目の撮影．
黒くなったボディは精悍さを増し、使っていても気分がいい．そして丁寧
に扱えば、自分で塗装したペンキも、それほど簡単には傷つかないと思う．
Lord SE
●レンズ：Highkor 40mm/F1.9
●シャッター速度：B・1～1/500秒
●絞り：1.9～16 ●電池：セレン光電池
●サイズ：136×81×65mm 約850g
●当時価格：24800円 ●発売：1958年
＊距離計連動式カメラ．岡谷光学機械株式会社製．トップカバー部
にセレン光電池による非連動露出計を搭載．LV=EV値を読み取り
鏡胴のリングを合わせることで適正な露出に．シャッター速度と
絞りを任意に決めるマニュアル操作も可能．「使いやすさを目的
として各機構を整備したいわば国民カメラ」と当時の広告にある
とおりに、パララックス自動補正や分割での巻き上げ機構などの
工夫が施されている．（ネット上の仕様などを転載してリライト）
