フジカ＝現フジフィルムの初の一眼レフカメラらしい「ST701」～1970年
に発売された．オークションで動作品だが経年劣化品ゆえ安価に入手できた．
目的は付属の純正レンズ Fujinon 50mm/F1.8．M42マウントである．他社
の多くのカメラとも共用できる．まずは先日入手できたボディのみの同社の
ST801に装着して使ってみるつもり．純正のレンズ付きのST701は1000円
ほどだった．～届いた個体は、かなり使い込まれて傷の多いもの．フジノン
レンズは当時もかなり評判が良かったらしい．私もいつか使ってみたかった．
入手したのは初期のもの．絞り込み測光対応のシンプルな作りになっている．
露出計はレンズの横にある絞り込み兼用ボタンを押している間だけ通電して、
TTL測光を行なうという作りだ。驚いたことはファインダーの内部が意外に
明るいこと．また奇跡的に非常にクリア．汚れていない．操作しやすい機種
のような印象だ．後継機のST801より気に入るかもしれない．ペンタ部分が
尖っているのも私の好みに合う．ストロボ用のアクセサリィシューがないの
も好ましい．シンプルなすっきりしたフォルムがいいのだ．電池を入れたら
露出計もほぼ正常に動作している．使い込まれてはいるが機能的には問題の
ない個体だった．ST801よりレトロ感がありより好きになりそうな機種だ．