blueな日々

( Art で逢いましょう)

そして奇跡的に~Konica C35AF2

2010年09月24日 | カメラたち
924c35af2
世界初のオートフォーカスカメラの二代目、コニカの「C35AF2」
1980年に発売。我が家に何故あるのか記憶にない。私が若かった
ころに買ったのだろうとは思うが。一昨年だったか,その存在に
気がついてメンテナンスを。長い年月,電池室に単3電池を2本
入れたままの状態だった。液漏れを起こして青さびができていた。
この古いコンパクトカメラは、電池が使えないと、最近ネットで
調べたのだが,電圧が下がっただけでも,シャッターが切れない
仕組みになっているので,通電ができず,このままでは使えない。
電池室の奥のほうの、青さびにおおわれた金具を、ドライバーの
先端で時間をかけて、こすり落とした。電池を入れてみる。
………………
シャッターが切れるようになった。露出アンダーの警告ランプが、
ファインダー内に赤く点灯もする。ストロボを使いなさいという
サインだ。だがストロボのスイッチを入れても,いくら待っても,
チャージランプがつかない。しばらく放置して,空シャッターを
切ってみたら,きちんと発光した。フィルム室を開けて,被写体
を変えてシャッターを切ってみる。明暗によって絞りの開きかた
が変化している。使えそうな状態に。古めかしくはあるが、黒い
精悍なボディは悪くないデザイン。グワッシャーンという独特の
シャッター音もいかす。そして奇跡的に、ファインダーは素晴ら
しくクリアだ。フィルム室内のモルトは劣化が進み粉状だが。
………………
使用期限が2年前に切れた、古い感度400のカラーネガフィルム
の装填を。ストロボはたぶん使用しないだろう。人工の光が好き
ではないし,チャージランプが点灯しないのでは落ちつけないし。
フィルムの現像は,10月の初旬頃に,他のカメラの分と合わせて,
東北の写真館へ依頼をするつもり。安価で丁寧な仕事なので。
………………
エネループを2本、電池室に入れ,ストロボをオンにしてみたら,
すぐにチャージランプがついた。電圧?の問題だったのだろうか。
この状態で試写を。たぶん20年ぶりくらいにふたたび使用する。




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