世界初のオートフォーカスカメラの二代目、コニカの「C35AF2」
1980年に発売。我が家に何故あるのか記憶にない。私が若かった
ころに買ったのだろうとは思うが。一昨年だったか,その存在に
気がついてメンテナンスを。長い年月,電池室に単3電池を2本
入れたままの状態だった。液漏れを起こして青さびができていた。
この古いコンパクトカメラは、電池が使えないと、最近ネットで
調べたのだが,電圧が下がっただけでも,シャッターが切れない
仕組みになっているので,通電ができず,このままでは使えない。
電池室の奥のほうの、青さびにおおわれた金具を、ドライバーの
先端で時間をかけて、こすり落とした。電池を入れてみる。
………………
シャッターが切れるようになった。露出アンダーの警告ランプが、
ファインダー内に赤く点灯もする。ストロボを使いなさいという
サインだ。だがストロボのスイッチを入れても,いくら待っても,
チャージランプがつかない。しばらく放置して,空シャッターを
切ってみたら,きちんと発光した。フィルム室を開けて,被写体
を変えてシャッターを切ってみる。明暗によって絞りの開きかた
が変化している。使えそうな状態に。古めかしくはあるが、黒い
精悍なボディは悪くないデザイン。グワッシャーンという独特の
シャッター音もいかす。そして奇跡的に、ファインダーは素晴ら
しくクリアだ。フィルム室内のモルトは劣化が進み粉状だが。
………………
使用期限が2年前に切れた、古い感度400のカラーネガフィルム
の装填を。ストロボはたぶん使用しないだろう。人工の光が好き
ではないし,チャージランプが点灯しないのでは落ちつけないし。
フィルムの現像は,10月の初旬頃に,他のカメラの分と合わせて,
東北の写真館へ依頼をするつもり。安価で丁寧な仕事なので。
………………
エネループを2本、電池室に入れ,ストロボをオンにしてみたら,
すぐにチャージランプがついた。電圧?の問題だったのだろうか。
この状態で試写を。たぶん20年ぶりくらいにふたたび使用する。