素晴らしいカメラに出逢えた。キャノンの古いレンジファインダー機。
Canodate-E。オークションで、私にとっては、やや高めの千五百円で
落札をした。デザインが気に入ったので。好きな距離連動計式なので。
状態が今も、かなりいいらしいので。そんなわけで。
感度200の期限切れの35mmフィルムを、そして代替の安価な電池を、
届いたカメラに装填して、試写を。どこへも出かけずに室内ばかりで。
手ぶれの警告やバッテリーチェックやストロボ発光指示などのランプ
が点灯しない。シャッターを押す感覚がなんだかたよりない。そんな
不具合?が気になってはいたが、現像を終えて、出来あがった写真を
見たら、その素晴らしい写りに私は感心してしまった。ずっと探して
いたカメラに、ようやく出逢えたような気分に。感動したのだ。
ランプが点灯しない不具合は、撮影には影響をしない、操作上のこと。
電池の残量を確認するすべがないので、露出には電池が必要、頻繁に
交換すればいいだろう。安いので~百円なので。めったに使うことは
ないが、ストロボとシャッターは完全に同調していた~2と3コマめ。
日付を写し込む機構はオフに。ファインダーやレンズはとてもきれい
だし、モルトの交換をする必要もないようだ。ランプ以外は完動。
なによりもうれしいのは、明るいとはいえない室内で、ストロボなし
でも充分に撮影ができることだ。暗がりにわけいってくれるレンズが
たのもしく、心地いい。露出はオートなので、ピント合わせと構図を
決めることに専念できる。純粋に、カメラを使うことを、撮影をする
ことを、楽しむことができる。そういえるかもしれない。
新しいフィルムを入れて、涼しくなったら、散歩に持ってゆこう。