フジカ＝現フジフィルム初の一眼レフカメラらしい「ST701」～かなり
使い込まれ傷の多い個体．装着されている Fujinon 55mm/F1.8という
レンズは、発売された1970年代当時は、かなり評判が良かったらしい．
絞り込み測光対応のシンプルな作りになっている．露出計はレンズの横
にある絞り込み兼用のボタンを押している間だけ通電して、TTL測光を
行なうというものだ．ファインダー内部が意外に明るく．また奇跡的に
非常にクリアで汚れていない．操作しやすい機種．ペンタ部分が尖って
いるのも私の好みに合う．ストロボ用のアクセサリィシューが装着式な
のも好ましい．シンプルなすっきりしたボディのフォルムもいいのだ．
露出計もほぼ正常に動作している．使い込まれているが機能的には問題
のない個体．実用感があり、印象的な機種．今回の２度目の撮影は感度
400のカラーネガで．写りも何故かレトロ感がにじむ古びた感じのもの．
とくに戸外で．小さな写真では分かりづらいが，発色がどこかおかしい．
レンズの劣化かもしれないし、よくいえば特徴かもしれない．嫌いでは
ないのでながく使うことになるはず．操作もボディもシンプルさがいい．
