blueな日々

( Art で逢いましょう)

我が心も、石にあらず

2006年01月25日 | Nの世界

A70p1

ようやくNから電話があった。
(今日、彼女の家まで行くつもりでいた)
生きて、いた。
  かれんな声を、聞いた。
………
落ち着くことが出来たので、オーボエを聞こう。
私はたぶん、こんな顔をしているだろう。
(すべての想いは、我が心の中に存在する…)

A70p2

図書館から借りた雑誌の中の写真をスキャンした。
法隆寺蔵の能楽面。平安時代初期?の作。木彫りに彩色。
藤原道長が摂政に。後三年の役。白河上皇が院政を開始。
ヨーロッパでは教会がユリウス暦を採用。第1回十字軍。
ハレー彗星が接近、超新星爆発「かに星雲」中近東から
モンゴル、中国まで戦役が絶えず…。そんな頃の「面」

………蛇足
高橋和巳は、まだ読んでいない。本は集めているが…。
昔、『捨子物語』という本をやったことを、Jは憶えている?
Jが好きな作家。sbとは本の話はあまりしていなかったなぁ。
Jはまさに「インテリゲンチャ」だが、私とsbは感性の人か?
『我が心は石にあらず』は高橋文学の金字塔?


2 コメント

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高橋和巳は私のふるさと? (Julian-Barnes-Gracq)
2006-01-26 15:51:41
高橋和巳は私のふるさと?
大学受験で親戚に2泊したときも持参した。
もはや遠い過去となった新左翼が似合う作家と言われているが、奥様の病闘記などを読むと、面白い。
その辺はサリンジャーがとんでもないロリータ系のセクハラ男で(サトウハチローもか?)多くの少女たちの心(と体)を傷つけたのとはちょいと違うが、面白い。
高橋和巳はカラーテレビを”色彩テレビ”と書き、編集者に直されたほどのこだわり男だが、ちなみに、素人でもこだわりの人は多いので、別にだからというわけではない。
昨夜は、アリステア・マクラウドの2冊の短編集の2冊目の「島」という作品を読んでいたが、あまりのショックで、急いで本日2冊とも購入。(2冊とも友人から借りていた)
この数年で最もショックを受けた作家。
三十数年で16の短編と1つの長編しか書いていない作家だが、その名声は今やうなぎのぼり。サリンジャー風に言えば、ぜひ会ってみたい作家だ。
人の人生がこれほどに過酷なのかということをいやというほど知らされる。
昔友人に書き送った手紙の文調が高橋和巳に似ていると言われて嬉しかった。
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Julianさん。 (blueroad)
2006-01-26 17:35:26
Julianさん。
アリステア・マクラウドも記憶にとどめておきます。
サリンジャー(ライ麦畑で~)は、先日も古書店で
買おうかどうか迷ってしまった。100円本なので買え
ばいいものを…。私はしばらく「音楽」(楽典を勉強)
「ルネサンス音楽」(古楽器)関連の読書で忙しい。
「フロベールの鸚鵡」を今度の土曜日、丸善で購入。
注文して、すでに入荷の連絡をもらっていたのだが、
ようやく街へ出る。その日は「古楽器のコンサート」
へ行くのです。いくらか活動的になります。Nも元気
を取り戻しつつあると思います。まだ会ってませんが。
高橋和巳は、その名前だけでも魅力的です。
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