盆栽に植えつけた苔は、こんな感じに。土が露出している部分
には弛緩性の固形肥料を時期をみて置くことになる。苔は別の
種類の背丈のない種類を注文すべきだったかもしれない。少し
見苦しいものになってしまった。苔が定着する、そのようすを
見てみよう。ひと月ほどで土に根を伸ばして密着するらしい。
ひとつひとつを見ると、盆栽としてのていをなしていないよう
にも感じる。初心者の試行錯誤だ。枝の姿が不自然だ。もみじ
などは葉が重なりすぎている。今は裸の木も、青葉のころには
葉が増えすぎて、重苦しい姿になってしまいそうな予感がする。
整枝や剪定の方法~芽かき、芽摘み、芽切り、葉摘み、葉刈り、
葉切り、葉すかし、枝切り、針金かけ。さまざまな専門の作法
があるようだ。今の私には本を読んだだけでは、まったく理解
ができない。当然のことだろう。長い年月をかけて確立された
技術なのだから。いくつかの盆栽を、下手な作業で駄目にして
しまうかもしれないが、実際に行なってみないことには技術が
身につかない。例えば、枝のどこそこを切り落とすのは、何々
のため。といった理由もわからない状態。枝を切るのは新しい
枝を増やすため。あるいは、生えてくる葉の大きさを加減する
ために。いろいろあるらしいのだ。芽についてもどうように。
専門書では、いちいち細かいところまで書いてないのが実情だ。
ネットでも、盆栽の育て方などを調べてみる必要があるだろう。
地元にも、盆栽クラブがあるが、入会金や月会費が私には割高
だったし、人にまみえるのが苦手である。経験者に教わるのが、
いちばんいい方法なのだが。これもジレンマといえそう。