キャノンのレンジファインダー機「Canonet QL17GⅢ」が
届いた。状態は悪くない。準備をしていた,代替の安価な
ボタン電池~スペーサーの加工済み、を入れて,おおよそ
の操作系を確認する。問題ないようだ。露出は今も生きて
いる感触が。オート撮影では,絞りもシャッタースピード
も被写体の明暗にあわせて変化をしている。(なお、この
カメラはマニュアルでの撮影も可能。自分の感覚で露出を
決めて撮影ができるのだ。それも撮影の楽しみ) すこし
汚れていたので,レンズクリーナーやベンジンで軽く掃除。
フィルム室内のモルトは劣化がはげしく粉状に。張り替え
の検討が必要だろう。まだ光の侵入はないと思うが。
このカメラには高感度のフィルムは使いづらいので,また
ISO100の、期限切れの12枚撮りのカラーフィルムを使おう。
他にもフィルムは、安価なものを買い置きしているのだが,
製造年月日の古い順に使っている。先日の、C35 E&Lでの
奇妙な色あいのカットは,フィルムの古さゆえ,だったの
かもしれない。今度の試写も似たような写真になるだろう。
家から出ないまま,室内やベランダで撮影をするのだから。
…はやく試写の結果を見たくて,バスに乗って近くの町の
DPEショップへ。会員価格1本500円で現像とインデックス
プリントのみを依頼。30分間,街を散歩して時間をつぶす。
写真はよく撮れていた。家に帰って、スキャンしてデータ
をパソコンに入れた。室内では、しかしフィルムの感度が
ISO100では少々きつかった。スローなシャッタースピード
ばかりで。今度は感度400のフィルムを使ってみようと思う。
快晴の戸外では感度がよすぎてカメラが対応できないはず
だが,室内の暗がりでは威力を発揮するだろう。ストロボ
も試してみたい。写真はみなよく撮れていたのでうれしい。