オリンパスの35mmハーフサイズカメラ「Pen D2」~その動作品扱いの
個体を、この夏の終わり頃に、いつものようにオークションで安価に入手.
露出計をセレン電池からCDSに替えたモデル.ゆえに露出の精度が向上を.
Penシリーズで初めてバッテリーを搭載.製造されたのはわずか16か月間.
何故なのか.Dシリーズは次の D3まで製造.比較的レアな機種らしい.
Olympus Pen D2
●レンズ:F.Zuiko 32mm F1.9 ●焦点調整:目測式 0.8m~無限
●ファインダー:アルバダ式ブライトフレーム 0.5倍
●露出計:CdS式、単独LV値直読式 ●電源:1.3V 水銀電池
●シャッター:コパル#000、B.1/8~1/500秒
●シンクロ接点:X接点 ●フィルム感度対応範囲:ASA10~400
●フィルム巻き上げ:リア-ワインデイング式 ●発売:1964年
届いた個体は動作にも問題がなく,外観もそれほど劣化はなかった.だが
シャッターを何度か切って、その速度や絞りの開き具合などの確認をして
いるうちに,フィルムの巻き上げがおかしくなってしまった.チャージが
すぐに出来たり、2カットか3カット分も何度かつづけて巻き上げなけれ
ば出来なかったり.シャッター速度も粘りが感じられる.微妙に遅く感じ
られるように.撮影は可能なようだが,試写をしているうちに、トラブル
が起きそうな不安.代替の電池を装填したら露出計は動作した.ほぼ適正
な値を示しているような.とりあえず撮影を.使用するフィルムはハーフ
サイズなので倍の枚数が可能.感度400/24枚=48枚撮りのカラーネガを.