写真は映画のシーンから。何かを見いだし生き残るドイツ
の少年だ。そして狂信から覚めずに死んでゆく女性である。
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『ヒトラー~最期の12日間』Der Untergang
製作:ベルント・アイヒンガー
監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
制作:2004.ドイツ 時間: 155分
出演:ブルーノ・ガンツ、
アレクサンドラ・マリア・ララ
原作:『ヒトラー~最期の12日間』岩波書店
『私はヒトラーの秘書だった』草思社
DVD発売日:2006.11.10 販売元:日活
AmazonとWikipediaでの紹介を編集
全世界に一大センセーションを巻き起こした歴史的衝撃作。
追い詰められた独裁者の狂気と、戸惑う側近たち。地獄と
化すベルリン。第三帝国没落のすべてが暴かれる。ナチス
党首としてドイツに君臨した独裁者アドルフ・ヒトラーの
最期の12日間。彼の秘書を3年間務めた女性の証言と映画
と同名の研究書を下敷きに、1945年4月、ベルリンの陥落
直前の人間たちを、総統地下壕を舞台に生々しく表現した
ドキュメンタリータッチの作品。ヒトラーの自決後、総統
官邸を脱出した人々が自決や逃げまどうありさまもリアル
に描き出している。ドイツの俳優がまともに、ヒトラーを
演じるのは、これがはじめてのこと。イギリスのデイリー
テレグラフでは「ドイツはついに、戦後のタブーを壊した」
と伝えるなど、これまで怪物とされてきた独裁者ヒトラー
を人間的に描いたことで世界中に賛否両論を巻き起こした。
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ヒトラーは敗北を認めないままに、最終決戦?を決意する、
ますます狂人化してゆく、堕ちたるかつてのドイツ国民の
指導者の姿。側近たちも同様である。ベルリン市内は混乱
のただ中に。民兵は武器を持たず敵に立ち向かい容赦なく
殺される。市民は親衛隊によって不条理な罪で処刑される。
壊滅的なドイツの最後の日々に焦点をあてた映画である。
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うら若い女性秘書の目を通し、独裁者の知られざる?側面
を浮き彫りに?実録のドラマ?かどうか私には判断がつか
ないが、これまで読んできた内外の関連本では~この映画
の原作は未読=図書館へリクエストするつもり~ほぼ同様
の内容だった。ひどい人間たち、ひどい歴史の事実である。
ともに醜悪である。第2次世界大戦では5000万人が死んで、
600万人のユダヤ人が殺された~違う見解もある。
この映画の私の最大の感想は、我が日本はどうだったのか
ということにつきる。詳しく書くのは、別の機会に必ず。
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ヒトラー役を演じたブルーノ・ガンツはヴェンダーズ作品
の「ベルリン・天使の詩」と、続編の『 時の翼にのって』
以来であった。記憶に残る、うまい役者である。
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私は、アンネ・フランク関連の本を~何冊か持っている~
そろそろ読む頃かもしれない。