blueな日々

( Art で逢いましょう)

素敵な音楽

2006年02月13日 | 音楽と私

B22p1

『ツァラトゥストラはかく語りき/展覧会の絵 他』
 指揮:ズービン・メータ
 演奏:ニューヨーク・フィルハーモニック
 作曲:リヒャルト・シュトラウス、
    モデスト・ムソルグスキー *ラヴェル編曲
(ソニー:1993)メータ+ニューヨーク・フィルが、
 圧倒的演奏で描き出す豪華絢爛な音世世界。近代を
 代表する華麗なオーケストラ作品3曲の組み合わせ。
「ツァラ」は、哲学者ニーチェの超人に寄せる観念を
 R.シュトラウスが音楽にした気宇壮大な作品。
「展覧会の絵」は、ムソルグスキーがピアノ独奏用に
 書いた原曲をラヴェルが色彩感豊かなオーケストラ
 版に編曲。メータ(指揮)はニューヨーク・フィル
 から力強く豊麗なサウンドを引き出して、圧倒的な
 名演を聴かせる。

B22p2

『ツァラトゥストラはかく語りき』が、私にとって
初めての交響曲?体験。31分30秒間にわたって私は
不思議な扉(音楽世界への入り口!)を開けていた。
もっと大音響で聞きたいと感じた。濃淡、動と静寂、
バランスもいい。ドラマチックだ。感心している。
(上の絵は、R.シュトラウスを、誰かが描いたもの)
ニーチェの著作は何冊か集めているが、まだ未読だ。
ジャケットはひどい。目(視線?)に何故こだわる
必要があるのか? 私がデザインしたいくらい…。
『展覧会の絵』もいい。すごく好きだ。
ムソルグスキーの死について、昨夜、読んでいた本
に書いてあった。精神錯乱と心臓発作? 

B22p3

産まれた国(ソビエト)が悪かった気もするが…。
42歳で死去。気になる作曲家のひとり。
聞くたびに、違ったイメージが…。

………
『四季』
 演奏:イ・ムジチ合奏団
 作曲:アントニオ・ヴィバルディ
(Philips:1982)イ・ムジチ4度目の録音で、ソロは
 初の女流カルミレッリによる。演奏はイ・ムジチ特有
 のよく歌い流れるものだが、最も精緻にして正攻法。
 デジタル録音も美しい響きをよくとらえて優れている。

B22p4

上品な音楽。モーツァルトの作品だといわれても私には
わからないだろう。雰囲気が似ている? ヴィバルディ
の死後にモーツァルトが産まれているので影響を受けた
のはモーツァルトのほうか。『四季』…そう何度も聞く
ことはない?と思うが、忘れられないものではある。

………
『SuperLive』
 指揮:茂木大輔
 演奏:茂木大輔(オーボエ)、
    アンサンブルofトウキョウ
 作曲:J.S.バッハ、W.A.モーツアルト、
    ヨハン・シュトラウス2世、山下洋輔、茂木大輔
(フォンテック:1996)今や日本を代表するお笑い芸人ノ
 じゃなかったob奏者として落語専門誌にまで出てしまう
(これはホント)活躍ぶりのミスター茂木リサイタル実況盤。
 客席のナチュラルノイズをわざと拾う凝りようは氏の発案
 か。えっ音楽?そりゃエキサイティングですよ。

B22p5

何故こんな妙なレビューをAmazon.comは載せるのか?
執筆者は書くことがなかったのか?それにしてもジャケット
の地味なこと。ステージでいろいろやっている?様子だが、
それが「スーパー」という意味?私はこのライブ盤のノイズ
や拍手は気にならなかった。嫌いではないアルバム(演奏と
曲目)。NHK交響楽団の首席オーボエ奏者「茂木大輔」の、
初のCDらしい。他のアルバムも聞いてみよう。
写真はYAMAHAのサイトから勝手に転載した。

………
『日本の四季』
 演奏: イ・ムジチ合奏団、ハインツ・ホリガー
 作曲:中田章、梁田貞、宮城道雄、多忠亮、山田耕筰
    成田為三、滝廉太郎、大中寅二、弘田龍太郎、
    中田喜直、長野県民謡
(ソニー:1993)日本の四季それぞれにふさわしい曲が3曲
 ずつ選ばれている。イ・ムジチとホリガーのコンビにより、
 地中海式気候のような?明るい四季が展開される。作曲家
 である藤掛廣幸のアレンジも多彩でホリガーのカデンツァ
 なども聴ける。

ハインツ・ホリガーはオーボエのCDを聞いてみたいと考え
ている演奏者のひとり。この『日本の四季』は、よかった。
日本人が創った作品にも、優れたものがあるということが、
たいへんにうれしい。収録された曲はアレンジがいいのか
演奏がいいのか、どれも、とても素敵だ。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。