blueな日々

( Art で逢いましょう)

誰もが~Mamiya Magazine 35:Range Finder

2013年11月05日 | ●Camera:Range Finder 1
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この秋に、オークションで安価に入手できた個体.非常に希少なカメラ.
最近かなり好きになっている、マミヤの「Magazine 35」~動作は確認
済みだが、古い機種なのでジャンク扱いの品.298円+送料で千円ほど.
信じられない安値での買いもの.出品ではメーカー名のみでカメラ名が
記載されていなかったので、私以外の誰もが興味を引かなかったのかも.
とはいえなんとも不思議な気分.私が安値で買えたことが信じられない.

モノクロとカラーフィルムの世代交代の時期に作られた機種ゆえ、時代
の反映なのか、撮影の途中でフィルムを交換できるマガジン方式を採用
した異色の機種らしい.当時はプロのカメラマンなどが、どちらのフィ
ルムを使うか、実際に迷ってしまうことがよくあったそうだ.その解消
のためにもタイムリィな? ちなみにオークションサイトでは、状態の
いい同型機が予備マガジンもついて即決価格65000円で出品されている.

届いたその個体はボディの状態も良く、動作についても問題はなかった.
ただピントリングが無限遠で合致していない.最短の撮影距離90cmは
ファインダー内の二重像が一致する位置が近すぎるような印象.50cm
くらいに感じてしまう.その部分だけが不安.試写の結果を待つことに.


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Magazine 35
 ●型式:35mm判レンズシャッター式カメラ
 ●画面サイズ:24×36mm アンバーコーティング
 ●レンズ:Mamiya Sekor 50mm/F2.8 3群5枚構成
 ●ファインダー:距離計連動式 一眼二重像式 等倍式
 ●焦点調節:直進ヘリコイド式 ヘリコイドレバー回転ブライトフレーム付
 ●最短撮影距離:90cm 有効基線長:38mm
 ●絞り:2.8~16  ●電池:不要 露出計なし=フルマニュアル操作
 ●シャッター:レンズシャッター セイコーシャ MXLライトバリュー付
 ●シャッター速度:機械制御 B.1~1/500秒 ボディレリーズ
 ●巻き上げ:操作レバー式(操作角180度)自動巻き止め 
     フィルム枚数計自動復元式 二重露出防止 多重露出可能
     シャッターはフィルム巻き上げで自動セット=セルフコッキング
 ●フィルムカウンター:ビルトイン式 MFX接点切替え=フルシンクロ
 ●サイズ:139×85×72mm 約890g
 ●当時価格:30000円 ●発売:1957年
 *レンズとボディとフィルムマガジン部が、自由に着脱交換可能.
 *カラー時代に先駆けて、カラーと白黒フィルムが即時に交換できる
 「カメラのカメレオン」というキャッチフレーズでデビュー.
   スライド式に2つのボディが分離する。
 *裏蓋は蝶板による開閉式.フィルム巻き戻しはノブ式.
 *フィルム巻き上げ表示窓付.フィルムが露光済か否かを示す窓も設置.
 *ボディはダイキャスト.絞りクリック付.
 *フィルム巻き戻しはフィルムマガジン部を切り離して、
  フィルムマガジン部上部の巻き戻しノブで行う.
 *フィルムマガジン部の下部には、フィルムカウンターや
  ボディロックや切り離しダイアルが付いている.
 *カメラ底部にあるノブをunrock位置にすると、フォルム室に遮蔽板
  がスライドしてフィルム室ごとカメラ本体から脱着することができる.
  当時の広告には「撮影中でも数秒で別のフィルムが使える便利至極の
  世界的新製品」とあるらしい.モノクロとカラーフィルムを撮影中に
  入れ替えることを想定したシステムのようだが、実際はあまり普及を
  しなかった.その主な原因は、当時のモノクロとカラーフィルム感度
  の差にあったというが.マガジンを入れ替えた時に露出の変更を忘れ、
  適正な露出にならない写真になってしまうことが頻発した?…
  (以上、仕様などはネット上から関連する記事を参照およびリライト)




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