ミノルタのプログラム式ゾーンフォーカスEEカメラ「 Hi-Matic SD」～
ファインダー内部には露出の指針が表示され．巻き戻しクランクはボディ
底部に．巻き上げと巻き戻しは手動．ストロボはポップアップ式．発光窓
が内部に収納されているためシンプルな外観．姉妹機のHi-Matic Sに手動
設定のデート機能を付けた機種．ミノルタ初のフラッシュを内蔵した Sに、
これも初のデート機能を搭載させたレンズシャッター機．トップカバーに
デート設定用のダイヤルが設置されている以外は、まったく同じフォルム．
SDもSと同じように、深みのある素晴らしい写りを見せてくれる．そんな
うれしい記事がネットに．この個体も複数機種のセット販売の中の１台と
して安価に入手．動作に問題はなく，露出計の精度以外には不安はない．
Hi-Matic SD
●レンズ：Rokkpr 38mm/F2.7（3群4枚）
●シャッター：Seiko ESF-D（1/4秒F2.7～1/450秒F17のプログラムAE）
●受光素子：CdS ●ピント合わせ：目測式（5点ゾーンフォーカス）
●フラッシュ：ポップアップ・手動 ●電源：単3型電池２個
●サイズ：130×84×55mm ●重量：約320g
●当時価格：34,300円 ●発売：1978年6月
もちろん私は姉妹機の Sもすでに持っている．使いやすく写りもいい機種．
そんなお気に入りのカメラ．SDも欲しかった．しかしカメラのフォルム=
デザインがほとんど同じだとは知らなかった．デート機能のない Sのほう
がわずかにシンプルで好きなのだが．だがまあ高い買いものではなかった
のだから，やはり入手できてうれしい．撮影は楽しめた．露出の不足時に
ファインダー内に点灯する赤い警告灯が煩わしかったが，うす暗い室内で
の撮影も多かったせい．私はいつもほとんどストロボを使わないからだ．
