リコーの 35mmコンパクトカメラ「FF-1」～かなりきれいな個体だが、残念
なことにシャッターに不具合が．シャッターを切っても反応がなく、フィルム
の巻き上げ操作をすれば、その途中で何故かシャッターが切れる．巻き上げて
レバーが戻る時に．そんな状態だが試写では、ぶれを防ぐために、指を添えて
なるべく衝撃を吸収させようとしたはず．だが、やはり多くのカットで手ぶれ
になっていた．わずかにうまく撮影できたカットは、なかなかのいい写りで．
ゾーンフォーカスカメラ．かなり小型のカメラで軽量．プラスチック製の黒い
ボディも、それほど貧相には感じない．きめ細やかな作りの印象．レンズ部分
は精緻な作りで、また非常に可愛くもある．動作が正常に戻れば常用が可能な
いいカメラになると思う．非常にもったいない個体．修理に出せば費用は高額．
感度400/24枚撮りカラーネガフィルムを使用．
シャッター速度はストロボ使用時用の 1/30秒のみ．
絞りは4～16．開放2.8は粘りで機能しない．
オートでも数カット撮影したはずだが、メモを忘れていた．もう記憶にない．
1～19：シャッターは不具合のまま．20～.21.22.23：シャッターが正常に？
Richo FF-1
●フィルムシステム：35mmパトローネ入りフィルム（135）
●画面サイズ：24×36mm
●レンズ：Rikenon 35mm/F2.8 3群4枚構成
●フォーカス：目測、前玉回転フォーカス
●ファインダー：アルバダ式フレームファインダー
●シャッター：コパル電子シャッター 2 - 1/500
●ストロボ：アクセサリーシューに取り付け時はマニュアル絞り可能
シャッター速度は1/30秒固定になる
●電源：SRまたはLR44を２個使用
●露出制御：電子シャッターによる
●サイズ：107×64.6×30.4mm=ボディ収納時. 225
●当時価格：33,600円 ●発売：1978年
＊極限までハンディにするため、鏡胴を折り畳み式に収納する機構と
した決定的コンパクトカメラ．発売当初から大評判になる．その後
の超コンパクトカメラのひとつの基準サイズになる．折りたためば
約35ミリのボディに．ポケットにも楽々．（RicohのHPから転載）
