お天気の日に、縁側で刀研ぎ〜。
工房の道具は、ほとんどがしはんの手づくり。
丹精込めて手入れをします。
みんなの努力と修練で使い込まれ、刃が落ちてさびさび〜。
こいつをピカピカに研ぎ出します。
切れ味抜群!
刃ものには魂が宿ってます。
こちらも気持ちを入れないと、血を抜かれます。
いい道具を使えば、器のフォルムの締まりとシャープさにも磨きがかかろうというもの。
みんな、また使い込んでちょうだい。
そして、いい時間といい作品を!
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
春の陶芸体験さんを募集中です。
人類よ、陶芸をやってみないか?
ストレスだらけの日常を離れてさあ〜。
心をほどいてさあ〜。
少しからっぽになってさあ〜、力抜いてリラックスしてさあ〜。
たまにこうして整えなきゃ、あたまがおかしくなっちゃうよう。
毎日がからっぽのひとは、逆に集中したっていいんだよう。
一念発起して、みなぎらせて、打ち込んでみなよう。
すっきりするかもよ、わかんないけどね。
だけど、せわしない毎日に区切りがつくことだけはたしかさ。
創作って、そういうもんなんだ。
土に向かうこの時間だけは、自分が完全に自分になれるのさ。
わたしを取り戻せ〜。
人類に必要なのは、陶芸。
「それって今かな」と直感したら、いつでもご連絡ください(くわしい情報は上画像ポチ)。
心の切り替えスイッチ、意外と近くにある〜。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
にょっ・・・
黒田女史。
にょにょにょっ・・・
筒挽き、さらにうねうね作戦。
にょ〜・・・
うまくいきました。
薪窯であぶり立てようという戦略。
灰の食いつきがよさそうですね。
横山くんは、特大のドラ鉢を制作。
こちらも薪窯の灰をかぶります。
普通に真っ平らじゃつまんないんで、あちこちに見どころをつくります。
口べりもリムにしました。
計算されてますね。
見事な風格。
子供の工作と紙一重・・・ってとこが、大人のこの贅沢な遊び。
たわむれをせんとやうまれけむ。
あまり真面目に生きなさるな、人類よ。
心をほどき、赤子になってたわむれなされ。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
年に二回の薪窯焼成(を信楽の窯に外注してます)のチャンス!
上画像のようなものすごい迫力の焼き締め陶が、あなたの手に!
〆切りは週明け14日(月)の素焼き。
間に合うように、みんな(特に男子)あわててつくってます。
野本くんは、ザクザクと外側を削ぎ落とすタイプのお抹茶碗。
登り窯には、こういう野蛮な作行きのものが合いますね。
外側を固めて、今度は内側を削り、薄くしていきます。
楽家のつくり方ですね。
いかちーのができました。
どんな灰をかぶって戻ってくるか、楽しみです。
はい?・・・どういうことかと言いますと、つまり登り窯では、作品に釉薬を掛けないのです。
窯内に並べた作品の棚のすぐ横で、薪をくべ、ガンガン燃やし、その舞い上がった灰を器にかぶらせて高温で融かし、自然の釉として器面にまとわせます。
計算の及ばない自然がつくり出すこの模様(風景と言います)が、勇壮でプリミティブな焼き締め陶の魅力。
つまんないものが採れる恐れもありますが、家宝級の大傑作になることもしばしば。
こんなギャンブル陶芸に挑みたいひとは、いよいよ三日後の月曜日がリミットなんで、ぜひ大急ぎでつくってちょうだい(登り窯サイドにお渡しする焼きちんがかかります)。
いざ、勝負!
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10日と25日、いきなりはじまるサイエンス講義。
このブログを読んで、世界のつくりを知ってちょうだい。
熱は、エネルギーそのものに見えて、実はエネルギーの最終的な「形」を指すんだって。
すべてのエネルギーは、最後は熱になっておしまいらしいよ。
これが科学における最重要知識、エントロピー(熱力学)の法則だ。
エネルギーは、使えるタイプのやつから使えないタイプのやつになる・・・とだけ言ってるのが、エントロピーの概念だ。
エネルギーは絶対になくならず、ただ形を変えるだけなんだ。
石油は燃えてエネルギーを解放し、燃えカスになるけど、熱は残る、って具合い。
鉄球を持ち上げると、「重たいよう」という(位置)エネルギーが蓄えられる。
その手を離すと鉄球は落下運動を開始し、つまり別の形のエネルギーになる。
その運動エネルギーが床にぶつかり、衝撃と音と熱というまた別の形のエネルギーになる。
衝撃とは、エネルギーが起こした仕事のこと。
そしてついでに散らかる音とは空気の震えのことで、熱とは粒子の震えのこと。
震えは系内(地球や宇宙)をどこまでも伝わっていき、やがては平衡状態におさまる。
この過程で、震えが徐々に弱まることから、熱いものは冷めていく。
が、逆過程はあり得ないので、冷たいものは熱くはならない(新たにエネルギーを加えないかぎり)。
宇宙にあるすべてのエネルギーが、仕事の後に震え・・・すなわち熱に落とし込まれる。
震えは平衡状態に向けて広く薄く散開しつづけることから、宇宙は低い温度に向けて下がりつづける。
そうして温度が下がりきったところで、宇宙は使用可能エネルギーゼロの完全な静穏状態に落ち着く。
最終的には一切の原子が震えを止め、この世界は絶対温度である−273度に凍りつく(今のとこ−270度)。
原子が動かなくなったら、もちろん生物は生きてなんかいられないし、地球も銀河も形をとどめてなんかいられない。
こうなると宇宙は真っ平らにならされて無となり、要するにおしまいだ。
(※正確には、エネルギーの保存則から、震えは完全には止まらず、運動の最小値=基底状態で超安定となります)
宇宙の最後に、原子は静止する。
宇宙の営みとは、最当初に与えられたエネルギーを解放して、原子を徐々に動かなくしていくことに他ならないようだ。
この不可逆性を説明するのが、エントロピーの法則だよ。
みんな、長生きしたかったら、エネルギーを無駄遣いしないことだ。
宇宙は無限でも永遠でもないらしいからね。
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春の陶芸体験さんを募集中です。
気軽にお問い合わせ・ご予約くださいな。
お電話・・・03-3925-9978
メール・・・forestfish@mail.goo.ne.jp
くわしくは、下の画像をタップして専用ページ「東京で陶芸!学園計画」をごらんください。
ちびっ子陶芸チャレンジ!
丸いお皿をつくってるのですね。
難しいやり方ですが、やりきりました。
形もきれいで、大満足。
こちらは、大きな鉢です。
かぶせ型に土板をのっけて、プレス。
簡単じゃありません。
へりにプリーツができて折りたたまっちゃうとかっこわるい。
丁寧な仕事が必要です。
型をカポッと外せば・・・
念願だったカレー皿ができました。
焼き上がると2割ほども縮みますが、それでも大盛りカツカレーが食べられそうです。
こちらは家族連れでの体験参加。
春休みはこんな感じににぎわいました。
こちらのお皿は、自由造形。
いろんな形につくれちゃいます。
お魚〜。
釣り上げたタイを尾頭付きでのっけられそう。
お母ちゃんはニンジン形。
大家族の食卓のメインにいい感じ。
アマゾン最大の魚、ピラルクのお皿もかっこいい。
焼き上がりをお楽しみにね。
陶芸体験さんは、常時、どの曜日でも、どの時間帯でも、枠内なら何時間でもOKのフリータイム制。
つくりたいもののご要望にも、できる限りに応えたいと思ってます。
気持ちがそよいだら、いつでもご連絡ください(情報は上画像をタップ)。
お待ちしてます!
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園
60の手習いにろくろ修行を開始した江田さんです。
フォームもさまになってきたぜ。
この日は大きなのを挽くわけだな。
はじめてのチャレンジ。
おうおう、なかなかやるぜ。
土を薄く大きく伸ばしていくには、勇気と腹のくくりが必要だ。
「もっとせめろ」と後ろからしはんがせっつくので、おびえながらも、めっちゃ力を込めてます。
たは、くずれたか。
だけど、胸を張っていい。
ぶあつく形よく残す臆病者よりも立派と言える。
つわけで、二度目に成功。
可愛くピース。
月イチ通いの陶芸修行。
徐々に、着実に、そして生涯、成長をつづければいいの。
そうすれば、いつかはきっと名人になれる勘定になります。
努力を楽しめ、理解を面白がれ、そして達成にひたれ、ろくろ組!
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焼き上がり作品をピックアップ。
ゆうさんの動物形花器シリーズの新作は、お馬さん。
お口にエアプランツをくわえるようですよ。
すださんのこのシブいやつは、台座です。
以前につくったシーサーが鎮座します。
セット完了の図を送ってくれました。
これは重厚だ。
陽子さんのお地蔵さまシリーズは、観音さまと如来さまに進化。
慈悲深いお顔も、尊さが増してます。
宮下さんの、孫ちゃんにあげるお皿。
シンプルカラフルな絵付けがキュート。
河鍋さんの、フタ付き丼。
原土に近いガサガサ土を、よく使いこなしました。
のりこさんの、しのぎ鉢。
釉薬と絵の具の取り合わせで、深みのある色を出しました。
ひろこさんの新入会作品は、うねうねカップ。
欲しいフォルムを、器用にコントロールして実現しました。
野本くんの労作は、ワニ土鍋。
湯豆腐・・・タラチリ・・・鍋焼きうどん・・・どれも画づらが想像できません・・・
大沢さんの、キー引っ掛け。
かわいい鳥さんのシリーズもの。
おうちの壁がどんどんとにぎやかになっていきますね。
なっちゃん家の甥っ子・姪っ子のマグ。
なっちゃんの色付け(色指定の命令書がきた)で、一生懸命につくったやつが、だんぜん輝きを増しました。
お蕎麦屋さんのはたのくんの、おそば皿。
こんな器で、名人の打ち立てを食べてみたい。
どんぶりもはたのくん作。
唐木田にいったら、ぜひ彼のお店「蕎千花」さんにお立ち寄りください(行列ができてますが)。
とくなが(母ちゃん)さんのお箸置きは、白ヘビ。
霊験あらたか、しあわせを運んできてくれそうです。
新作は、窯焚きのたびに順次にご紹介してます。
おたのしみにね。
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田中さん。
単純手びねり・・・
かと思いきや、おもむろに「弓」で、周囲の余分なお肉を削ぎ落としはじめました。
面取りです。
そのために、あらかじめに分厚くつくっておいたのですね。
エッヂのシャープさが命。
高台削りの形も考えましょ。
こちらは、お友だちののりこさん。
同様の作業です。
が、ちょっと形状を変え、一輪挿しを制作。
めちゃ分厚くしときました。
遠慮なしに、すぱぱーっ!
対角に造形を進めていくタイプ。
なるほど、これなら正確な八角形ができますね。
残すは皮一枚、ってほどのギリギリ攻め。
穴が開くか開かないか、の線で気合い一閃!
高台の造形は・・・こうきましたか。
りんごの皮むきスタイル。
線の乱れは・・・まあアクセントってことで。
これはこれで面白い。
仕上げは、もちろん白化粧がいいですね。
田中さん、いい感じ。
のりこさん、板にのっけるのに苦戦中。
こうすると、さらにエッヂが際立ちます。
今回は練習でしたが、いつか大きな湯呑みか花器でもつくりたいですね。
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なっちゃん、天才のひらめき。
白土の塊に、なにやら溝を掘り込んでます。
立体パズルの予感。
なんかをジョイントさせるわけですね。
なるほど、顔料を練り込んだ色土を埋め込みはじめました。
黄色にピンク・・・
いったいなにをしようというのでしょうか?
おっと、こいつをろくろ挽きに!
色線が、回転にしたがって、ななめのらせんに引かれました。
こいつを削ります。
外側を削って・・・
内側も削ります。
ろくろの練り込み挽きは、すべての表層を総削りにする必要があるのです。
そうすることで、ドベで埋まったうわっつらが剥ぎ取られ、きれいな色土の部分が露見します。
完成しました。
こいつを焼き上げますと・・・
土に残った炭素やら有機物やらが飛んで、白土本来のすっきりとした色が現れます。
この顔料のラインの美しいこと。
ナチュラルでクリア。
さらに面白く展開できそうです。
創造せよ、ろくろ組〜!
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園