お天道様の下で

温泉 お散歩 時々 推し活

島原で乱

2010年11月01日 11時42分16秒 | 昔話 など


古い話を思い出してしまったので。

これは、はじめての自動車でのロングツーリング。
東京から九州まで20時間の高速道、伊万里、唐津、長崎、熊本、宮崎を巡り、帰りは日向からフェリーで東京というコースでした。

豪雨の雲仙普賢岳で怖い思いをしたあと、山を下り、翌朝の有明海を渡るフェリーに乗る為、フェリー乗り場で車中泊しようと10数台位の小さな駐車場で車を止め、セカンド、サードシートを倒しウトウトし始めた頃、カーテンの隙間から覗く人影を見たんです。

外を気にしてみると、なにやら大勢の気配。

今度は、カーテンの隙間を内側から覗いてみると、あら大変。C= C\( ;・_・)/

( ̄□ ̄;)「〝鬼が島〟って、ホントに有ったんだ!」

と、思うくらいの(キ▼ー▼)χ(▼ー▼キ) ヤ○ザ軍団。

浮島が駐車場になっている狭い乗り場に、数十人の赤鬼さんやら、青鬼さんの方々・・

暫く呼吸するのを忘れ、降って湧いた外の景色を眺めていると、気がついたのは、何やら警戒しながら何かを待っている様子。

「もう、フェリーの便無いのに・・・」
「・・・もしかして、何かの取引現場?」
「だったら、目撃しちゃいけないんじゃない?」
「見たのばれたら、沈められるーーー!?」

車内には、バブルの頃の旅資金、数十万円が・・・

お金の事を思い出した3号は、余計なもの見たくないし、死にたくないし、渡したくないしで、こうなると大胆です。

車体を揺らさないように、そーーーーーっと移動して、運転席に着座。

駐車場の出入り口を、お決まりの高級外車が塞いでいないのを確認して、更に、車の前後に誰もいないのを確認のため左右、後ろを見回すと・・・、

皆さん、車とは反対方向の海を見ています。

「・・・・・やばい、ホントに何かが到着するみたい」(ーー;)

更に数分の時間を置き、より大勢の注意が逸れるのを待ってギアをバックに入れ、エンジン始動と同時にクラッチを合わせハンドルを切り、車の鼻を出入り口へ向け、なんとか〝鬼が島〟を後に出来ました。 

もちろん、神経を逆撫でしないように、

吹かしすぎず、

スルスルーーっと、

ごくごく、当たり前のように動かしましたよ。

今思うと、到着するのは親分さんとか偉い人だったんでしょう。
取引だったら、目立たないようにしますもんね。

で、有明海沿いを10数分走らせたらフェリー乗り場を見つけ、最終便に滑り込みました。

写真は、港で車中泊した翌朝、〝鬼が島〟をバックに撮影したものです。



カーテンの隙間から覗いた瞬間が、人生で一番怖かった体験です。

想像してみて下さい。

営業が終った人気の無い夜のフェリー乗り場に集まった、数十人のヤ○ザの中にいる・・・  

それにしても懐かしいです。

コメント (5)    この記事についてブログを書く
« 月越しの金は持たない性質 | トップ | 懐かしい行事 »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ちょっと聞いてください・・・ (angras6)
2010-11-02 12:58:28
記事と無関係で申し訳ありませんが、今日GPSをどこかに落としました・・・。

人生最大の落ち込みです・・・。
返信する
私のは引き出しの中・・・ (3号)
2010-11-02 15:44:11

なんて持ったいない・・・

でも、それを理由に、ポチっと出来るじゃないですか\(*T▽T*)/♪

もしかして、慰めになってない?

返信する
慰めて欲しくありません (angras6)
2010-11-02 16:10:12
慰めてくれる人はたくさんいるんですが、笑い飛ばしてくれる方を求めてました。
ありがとうございます。
ちょっと元気がでました。

http://www.yupiteru.co.jp/products/atlas/asg-cm11/index.html

こんなのどうでしょうね。
返信する
次です。 次!  (3号)
2010-11-02 22:30:51

やっぱり、陰謀だったんですね・・・

子煩悩で家族を大切にしているお父さんの裏の顔を、垣間見させて戴きました。

16時間か・・・充分だな。

長い人生、失くしてしまっても良い事って有るんですよ。

(^^)いっちゃいましょう。

レポート待ってますね。


返信する
あれ・・? (3号)
2010-11-02 22:34:05

もしかして・・・誘惑?
返信する

コメントを投稿