鞆を出るときは、福山まで行こうって思っていたんですが、いざ福山を目の前にすると、3号のライバルで2号お気に入りの福山雅治がチラツキ、
ふんっ!
とばかり、その先を目指す事にしました。
で、とりあえずの目的地として、多分、これを逃したら生涯縁が無さそうな、笠岡市の〝カブトガニ博物館〟
地図らしい地図も無く、有るのは〝るるぶ〟のみ。
時計だって持ってません。
唯一、時間が判る携帯電話はザックの中。
↑ うっすら見えるのが、多分、鞆のあたり。
JFEスチールを通り過ぎ、牧草地と牛舎村を過ぎたところでの一枚。
向かい風の中、炎天下、牛糞と堆肥の臭いがキツイので、口での呼吸も憚られ、息苦しさの中延々と直線を走って、風上でのひと時です。
↑ カブトガニ博物館。
入館する元気も無く、というか、凄い汗なので遠慮したんですが・・・
↑ カブトガニ繁殖地
ここまで来て、やっと元気になります。
ホント、綺麗な場所です。
ここから海岸沿いの道を走る事になるんですが、リヤの変速機が不調で、真ん中の3つのギアが使えません。
早いか遅いか、軽いか重いか・・・のどちらか
↑ ホント、不思議なほど誰も居ません。
もっとも、車もそれほど通りませんし、ここまで、自転車も2台のレーサーに抜かれ、1台が行き違っただけ。
↑ 薄っすらと瀬戸大橋が見えてきました。
正確な残りの距離さえ判れば、ここで昼寝でもしていきたい気分です。
↑ やっと倉敷市。
平らな道ばかりじゃないんで、漕ぎたくないときは歩く事にしています。
〝きつい〟と思っていたら、空気圧が低かったんですね。
しかも、帰って来てから判ったんですから・・・・
↑ 瀬戸大橋も、はっきり見えるようになりました。
このときで、尻の痛さが増していて、腰を浮かすのが増えています。
休憩も、鞆を出てから合計で15分程。
そろそろ、膝が痛くなり始め、新倉敷から輪行に切り替えました。
で、膝の痛みが我慢できなくなる前に、何とか新倉敷駅到着。
駅前でパッキングしているとタクシーの運転手さんが話しかけてきて、なんとなく和みながら水道を借り、顔を洗い体を拭いて、人通りが少なくなった頃合を見計らって着替えて出発です。 待ち時間も無く電車に乗れ、岡山までは座って行けました。
岡山では、自転車と荷物を預けなければフットワークが悪くなり、岡山を楽しめません。
で、〝手荷物一時預かり〟に預けるんですが、これが遠い・・・
駅の外れの方に在るんですな。
着替えとタオルを持ち、銭湯を目指します。
うろ覚えで歩き始め、近所の人達に訊いて辿り着いたのが〝ときわゆ〟
御近所さんばかりの中での入浴。
男湯の脱衣所の片隅に、ここの御主人のデスクトップが鎮座しています。
御高齢なのに、PCとは、頭が下がります。
で、風呂上りに、テレビの前に座り、扇風機に当たりながらビール。
カラオケだって有るんですよ。
馴染みになったら、とても居心地良さそうです。
ある意味、スーパー銭湯ですな。
元秘湯探検隊の隊長さんは、
「お風呂の普及で行かなくなった昨今、銭湯も〝秘湯〟だな・・・」などと考えて、歩き始めましたとさ・・・
で、時間が経つにつれ、次第に顔を出す疲れを引きずり、幽霊のようにゆ~らりゆらり歩いて辿り着いた焼き鳥屋さんが〝ホッピー堂〟
この店の先には、今回の旅で、最も足りなかった若いお姉さん達が居るお店が在るですが、乗り遅れると洒落にならないので、指を銜えて入店。
いつも注文する〝皮〟と〝手羽〟
焼き場の前に座っていたんですが、焼く姿勢が何処か違います。
皮の焼き具合が、丁度良いんです。
丁寧に焼いているのが、舌を通して伝わってきて好印象。
21時までには荷物を引き取りに行かなきゃなんないので、20時30分でストップ。
サンライズの乗車時間まで、まだまだ時間は充分に有ります。
手荷物預かり所に行くと、おじさんが1人。
なんでも、若い頃、自転車をやっていたんだそう。
ピステから入り、ロードレーサーで、あっちこっち走っていたそうな。
「鞆から来た」と言ったら、
「1人じゃ余計きついな」と・・・嬉しい言葉。
色々教わりながら、ここでも楽しいひととき。
名物を食べたり呑んだりすることより、こういう出逢いのほうが贅沢に思えます。
ザックを担ぎ、BSモールトンを肩から提げ、えっちらおっちら、汗をかきながら歩いていると、脇をブロンプトンを、涼しい顔で転がし行く人に抜かれて行きました。
う~~~~ん・・いいなぁ~、アレ
駅に着くと、まだ、90分ほどあります。
弁当は、既に売り切れ。 パンを買い込みホームで時間を潰すことにしました。
サンライズかやって来て、先に乗っていた1号と2号が、窓から手を振っています。
のびのびシートの上段に自転車を押し込んだ状態は、大人1人がやっと・・・
なのに1号、3号と寝るといってくっついてきます。
かわいい・・・
メタボな身体を最大限小さくして場所を開けたんですが、窮屈なのか、1号は諦めて2号の元へ行ってしまいました。
せっかく買ったパンも食べる元気も無く、夢の中に落ちるのに、そう時間がかかりませんでした。
やっぱ、GPSロガー、あったほうが面白いな・・・
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私がこの夏滞在したのは笠岡市の北に位置する井原市です。
ですのでカブトガニのことは情報としては知っていたのですが、訪れたことはなく、次は行ってみようと思います。
何もない所、好きです。
例のGPSのバグですが、GPS本体のアップデートを待たず、フリーソフトの轍が対応してくれました。
ログをいろんな形式に変換する機能もありますので、これで悩むことはなくなりました。
旅とGPSは道連れです。
子供のときに、パッパとやっている事を酷く親に叱られてから、何でも長く良く考える習慣になってしまいました。顔出すときもありますけど・・・
でも、まじめに検討中です。
いや~~井原市にいたんですね~、
掠るけど交わらないですねぇ~~~
angirasu6さんのブログ見てて思ったんですが、やはり、旅の軌跡が判り易く見えるって、自分の為にもいいことですよね。
この辺、
大三島の南側コースより、自販機多いですよ。
通り沿いには、食材売っているところが一軒、食堂は無しだったとおもいます。