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お天道様の下で

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2013年 1号、3号 二人旅

2013年02月13日 10時11分12秒 | 下風呂温泉

もちろん、今年も行って参りました。

今年の行き先は、冬の北海道。

相も変らず〝寝台特急あけぼの〝で青森まで行きます。

 

〝あけぼの〟は上野が始発なんですが、今年は上野まで大江戸線を使わず山手線を使ってみました。

一番最初の二人旅の時、大江戸線上野御徒町から地上を上野まで、大きな荷物を担ぎ幼い1号の手を引き歩く姿に、妻に逃げられた男が故郷に帰る姿のような感じがして、とても恥ずかしかった思いをしていたのを思い出してニンマリしていましたが、今ではすっかり慣れたこともあるけど、1号の旅姿も一人前に3歩手前位なので、何処から見ても〝親子旅〟と理解して貰える事でしょう。

ただ、今回の1号は、喘息が出ています。

なので、液体の咳止めを飲ませてぐっすりと眠らせ、3号は雪が見えるまで1人酒盛り。

 

このイカのつまみが美味しいんです。
左の缶詰は約500円するんですが、保存が利くのを良い事に、結局食べず仕舞いでお持ち帰りでした。

で、↓ この夜呑んだ相棒です。



並べてびっくり!

結構、呑んでます。


1号が寝ているベッドの上段には高崎から乗ってきた人が居たんですが、ベッドに登る時に発した言葉のイントネーションが凄く懐かしい感じがしたので思い切って青森到着間際になって話しかけてみたところ、なんと、下北半島の大畑の人で、神戸で用事を済ませ実家に帰るところでした。 絶対、津軽じゃなく下北系の訛りだと思ってましたが、とうとう聞き分けられれるようになっていて嬉しくなってしまいましたが、それと同時に、今回、下風呂に行かないことに後悔も・・・


まっ、それでも、懐かしい下風呂の話や薬研温泉の話、寒干しの蛸刺しとウニの瓶詰めが絶品だという話をしたら、その方が漁師という事も有り、とても楽しい時間になりましたが、そうこうしているうちに青森到着。



そのままスパー白鳥に乗り、函館へ。



函館での滞在時間は、あけぼのが遅れて到着したこともあり、約1時間10分ほど。

市場での食事には充分すぎる時間でしたが、入った店をハズしてしまい、これが、この先ずっと祟ることになってしまいました。

 左から、3号、1号、雪だるま・・・じゃありません。


で、今度は〝北斗〟に乗って登別を目指すのですが、



出発時の車内アナウンスが、乗客の緊張を煽る煽る!

「各駅での停車時間は30秒しか有りません。 減速してから下車の用意では間に合わないことが有りますので、次の駅到着のアナウンスがありましたら、用意を始めてください。」

みたいな事を言うんです。

まぁ、実際、30秒って結構長いんですが、そんな言い方をされると、2人揃って降りられるか心配になるのが人情ってもんです。

登別到着までの2時間を、頭の中で

アナウンス流れる⇒頃合いを計って上着を着る⇒ザックを網棚から降ろし背負う⇒1号に上着を着せる⇒1号にザックを背負わせる⇒出口に向かい下車

のシミュレーションで過ごしていましたが、それ程降りる人も無く、すんなり下車出来ました。


登別の駅では、宿が送迎車を出して迎えてくれました。
支配人なのか、とても爽やかな感じの人。

宿泊したのは、虎杖浜温泉〝いずみ〟

宿の詳細はリンク先を見ていただくとして、ここの露天風呂は、熱過ぎず温過ぎず丁度良い湯加減で、すぐに飽きてしまう1号さえ居なければ、1時間は、海を見下ろしながら入っていられます。

季節によっては日の出を拝みながら入浴が出来るのでしょうが、2013年2月9日は、露天風呂に入った状態では地形が邪魔して、

〝朝陽を見ながら1号と露天風呂〟

は、叶いませんでした。


で、翌朝、やはり、宿の方に駅まで送って頂き、札幌までの特急〝すずらん〟に乗車です。
ここでは自由席を確保できずずっと立ったまま、1号とジャンケンで過ごしていました。

(これを、私は、2重苦と言います。)


札幌到着。


札幌は、以前釧路へ行った時に、釧路から乗った帰りの夜行列車の終着駅で乗り換えの為に降りただけで、駅舎から出ることも無く、函館行きの列車に乗ったんですが、あれは、丁度、この2月の連休でした。

そう思うと、やはりこの連休は、釧路の丹頂の家に泊まりたくなります。

確か・・宿に置かれたノートに何か書き込んだような思い出があるのですが、20数年前の3号が何を書いたのか興味があります。


この時期に札幌ですから、雪祭りは押さえなきゃですよね。




大通り公園の会場だけでしたが、踏み固められた足元の雪と人の多さで歩き難くてウンザリです。

それに、屋台の多きこと・・・・

いっそ、雪祭りから〝屋台祭り〟に変えりゃしっくり来るんですが、雪像を見に行くんじゃなく、食べに行くのが正解なのでしょうか・・・? と、皮肉を言いたくなり感じ・・・


で、「そろそろ昼飯」と思い、ラーメン屋に入るんですが、ここもハズレ!
食べ終わって歩いていると、並んでいるラーメン店が在り、ハズレを引いたことを実感・・


傷付き重くなった足を引き摺るように駅へ歩いていると、冷たい気温にも拘らず何やらチラシを配っているオジサンが居て、それを手渡しながら、そのオジサンが言います。


「市民劇団が、これから舞台をやります。 どうか観ていってください。」


この時、時計は12時30分。
苫小牧行きの列車の時刻は、16時52分発のスーパー北斗18号。
まだまだ時間が有り、何処かで休もうと思ってましたから、ナイスなお誘いでした。

で、その会場になっている〝北海道立道民活動センター かでる2.7〟行ってみると、開場が14時ジャスト。

1舞台だけ観ることにしました。

観たのは、〝たきかわ市民劇〟の『宮沢賢治歌劇場 どんぐりと山猫』と朗読『猫の事務所』


子供さん達が出てくるキノコとどんぐりのパートが面白かったですね。

子供達の歌声も綺麗でしたし・・・


まぁ、こう云うものを1号に観せる理由は、役者にでもなってもらって女優を紹介してもらいたいという3号の下心・・・も有りますが、いわゆる小芝居が好きで、台詞を丸覚えしてしまう1号なので、ちょっとした刺激を与えてみたかったというのが、本当のところ。


観劇も終わり、建物を出ると雪。

駅前で雪合戦を繰り広げ、スーパー北斗に乗車。

約40分の乗車後、苫小牧に到着。




初苫小牧です。

但し、やらかしてしまいました。

バスを待つよりタクシーと思ったので、タクシーの運ちゃんに

「ひがしこうまでいくらですか?」

と訊くと、

「7~800円だよ」

と、言うじゃ有りませんか!

で、乗り込んだんですが、フと不安が過ぎります。

だって事前に調べた時、地図じゃ駅から随分離れていたと記憶していて、それが7~800円の訳が有りません。

それで・・・

(苫小牧って付けないで東港って言ったけど、まさか・・苫小牧東高なんて落ちじゃないだろうなぁ・・・)

(ザックを背負っているし・・・駅から出てきたし・・・何処から見ても旅行者だよなぁ・・・)

(その旅行者が、この時間に東港じゃなく、東高に行くとは考えないよな・・普通・・・)

でも、まさか幾千人の乗客を乗せたであろう年配の運転手さんが、間違える訳無かろうという3号の思いは届きませんんでした。

ライトに照らされた垂れ幕に、



〝ノーベル化学賞受賞 鈴木章先輩〟



そして、白い建物の前に車が止まり、


「着いたよ~」
と運転手さん。


その瞬間、3号の心臓も止まりそうに・・・


(完全にヤバイ・・揃って思い込んでいた・・・)


この場合、もちろん二人の行き違いですから、客だからといって全て運転手さんの責任にしてしまうと、拗れるどころか置いていかれてフェリーに乗り遅れかねません。

気持ち良く運転して貰わなきゃいけませんし・・・
駅前のバスターミナルまで戻るとバスの時刻を知らないですし・・

コレではフェリー会社が1時間前に手続きをと言っている時間に遅れてしまいます。

時刻通り乗船する為には、このオジさんに走って貰うしか有りません。

3号の言い方や説明不足で運転手さんを間違わせたわけですから、そこを素直に謝り、苫小牧東港までの時間を聞くと

「3~40分で7~8000円」

との返事。

ただ、素直に非を認めて謝ったのが功を奏したのか、東高から少し走ったオジさん、料金1500円を表示しているメーターを取り消してくれ、その場所からのカウントになったのですが、これじゃぁ、今度は記録に残って、このオジさんが会社で困ることになってしまいます。

そこも、さらに謝ってみると

「500円でも負担してくれるとありがたい・・」

と、小声の早口言葉で言うので、

「大丈夫です。払います。」

そう話がまとまると、今度は、オジさんが誠意を見せてくれます。

飛ばし気味の安全運転で、時間通りの到着。

丁寧にお礼を言い、料金を払って乗船です。

新日本海フェリー あざれあ デラックスルームB です。



天候が荒れるとの事で、事前に ゆうかり から あざれあ に変更され、ベランダ付きデラックスルームAから、ベランダ無しのBになり、差額が返金されました。

まぁ、どの道ベランダが無くても出られる状態じゃなかったので変更は歓迎でしたが、タクシー代金を払った身には、差額の2700円は、もっともぉーーーっと歓迎でしたよ・・・えぇ・・

初めて乗船した1号、フェリーを豪華客船と、直前まで勘違いしていて、その大きさや設備から船とは思えないらしく、かなり感激していて、3号のことを〝神〟と呼んでいましたが、寝る頃には「もう、慣れたから呼ばない」と、束の間の神様って淋しいと、苦笑いです。

で、船室のモニターで現在位置を確認してみると、丁度下風呂沖のようだったので見渡せるプロムナードに行って、窓に顔を押し付けて眺めてみたんですが、大間の町しか見えなくて淋しいんです。

ほんと、つくづくこの季節の下風呂が好きなんだと、確認することになってしまいました。


で、冬は荒れ気味になる日本海に船が入ったのか、寝ていても大きな揺れを感じます。


1号より早く起きた3号、ベッドから立ち上がると、揺れ幅の長さから一気に船酔いなのか、変な汗をかき始めました。

それは目覚めた1号も同じらしく「気持ち悪い」と言い始めるんですが、こうなると後片付けをしたく有りませんから酔い止めを服用させぐっすりと眠ってもらうことにして、ついでに3号も寝ることにし、結局、朝食昼食抜きで新潟まで行くことになったんですが、聞いた事無い様な音がしたので窓を見ると、波が船体に当たったものが窓に掛かったようです。

ただし、この部屋は最上階の5階です。

とうとう寝るのを止め、気を失うことにしました(笑)




因みに・・・

夕食は並ぶので、それが嫌な方は、苫小牧を出港する前、出来ればチェックイン後、直ぐに食道へ向かいましょう。



新潟からは、今年3月に引退が決まっている200系新幹線。

 ← 200系ですよね?


上野から池袋に到着し、1号が

「来年は、何処行くの?」

と、初めて(?)自分から、来年の話を振ってきました。

なので、

「来年は九州に行こう。 帰りは飛行機かフェリー」

ついでに、3号のザックを格好良いといっていたことを思い出し、

「来年は旅用のザックを買ってあげる」

というと、凄く嬉しそうな顔をしていました。


下風呂を故郷のように思っている自分にも出逢いましたが、場所なんて何処だっていい、1号と一緒に移動しているのが好きなんだと理解した旅でもありました。





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