FO-29管制局からのお知らせ

「ふじ3号」(FO-29)の運用情報をこのブログを活用して提供していきます。

FO-29電源系の解説(その3 セパレーションスィッチ)

2010-12-18 04:12:13 | 参考資料
 カップラーの底に2個のプッシュスイッチが取り付けられています。太陽電池とバッテリをON/OFFしますが、1個のスイッチで2回路のON/OFFができますが、このスイッチに不具合が発生すると衛星が動きませんので2個をパラレル接続して冗長系を確保しています。衛星がロケット分離部に結合している状態ではOFF、衛星がロケットの衛星分離部から離れるとスイッチが入る構造になっています。
 ロケットから衛星が分離してから衛星の電源が入る打ち上げを、「Cold launch」と呼び、複数の衛星を同時に打ち上げる場合にメインの衛星に電波干渉などの影響を与えないために使われる方法です。

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