FO-29管制局からのお知らせ

「ふじ3号」(FO-29)の運用情報をこのブログを活用して提供していきます。

ちょっとクールに

2010-12-28 09:18:21 | Weblog
 テンプレートを変更してみました。

 2010年も残りわずかとなりました。一時期、FO-29の送信機をONにすることができない時期もありましたが何とか運用を継続することができました。
 2011年の2~3月頃に食率は増加しますので一週間に1回程度の運用となると思います。8月には満15歳の誕生日を迎えます。アナログトランスポンダーを搭載した数少ないアマチュア衛星ですのでより以上の注意して運用を行いたいと思います。

年末年始のFO-29の運用

2010-12-20 10:06:46 | 運用予定
 FO-29の日陰(eclipse)率は現在約20%です。1月10日頃より日陰率は減少しますが、3月10日頃より増加し9月末には約30%になります。
 年末年始の期間、日陰率(食)率は増加しませんので、アナログ系の連続運用が可能と思われます。

 なお、コマンド達成率の試験を下記の周回で実施します。

12/28 19:42~19:57
12/29 06:51~07:12
1/ 3 19:27~19:43
1/ 4 08:23~08:42

 日時はUTCですので日本時間に換算する場合は9時間プラスしてください。  

FO-29電源系の解説(その9 シャント)

2010-12-18 07:08:31 | 参考資料
 余剰電力を熱に変換するヒートヒンクの付いた抵抗器です。搭載機器への電力供給と蓄電池への充電でも余剰名電力がありバス電圧が上昇するとOVC(Over Voltage contorller)が判断してシャントに電流を流して余剰電力を消費します。

【参考】
 方式
  フルシャント方式
 シャント電流
  1.2A(Max)

FO-29電源系の解説(その8 コンバータ)

2010-12-18 07:06:14 | 参考資料
 太陽電池で得られるた電力を必要な電圧に変換するコンバータです。太陽電池の発生電力は衛星の姿勢や温度により変化します。太陽電池ユニットからの電圧は11Vから18Vまで変化しますので搭載機器に必要な安定化された、+10V、+5V、-5Vの各電圧に変換します。なお、アナログ送信機の終段のトランジスターにはバス電圧を供給して電力に余裕があるときには少しですが送信電力が増えるようにしています。