西側を通過するパス

太平洋上を通過するパスと大陸上空を通過するパスではコマンドのかかり具合に差があります。パスによってはアナログ系送信機をONにできないことがあります。
この現象は、FO-29に限った事ではないのです。1986年に運用を開始したFO-12、その後継機であるFO-20でも同様の現象を確認しています。最初は管制局のアンテナの不具合（方向などの調整ミス）なども疑いましたが、確認試験の結果、問題は見つかりませんでした。
アマチュアバンドの近傍に強力な与干渉波が有る可能性があるとの判断から、FO-29には強力なBPFを付加しましたが、激的な効果は確認できていません。

2月25日までの運用予定

29日　3:09　～
30日　4:00　～　(★）
31日　3:05　～
1日　2:10　～
2日　3:00　～
3日　2:06　～
4日　お休み
5日　3:45　～　(★)
6日　2:50　～
7日　3:45　～　(★)
8日　2:46　～
9日　3:36　～　(★)
10日　2:42 ～
11日　3:33　～　(★)
12日　お休み
13日　3:28　～
14日　2:33　～
15日　3:23　～
16日　2:30　～
17日　3:20　～
18日　お休み
19日　3:15　～
20日　2:20　～
21日　3:10　～
22日　2:15　～
23日　3:05　～
24日　3:55　～　(★)
25日　お休み

運用開始時刻はUTCで表示していますので日本時間に換算する場合は9時間プラスしてください。
★の付いた周回はコマンド作業に時間がかかることが予測されます、また、回線の状態により中継機をONにできない可能性も有ります。

【お願い】
　AOSの方位によってはビルなどの影響によ送信機を予定の時刻にONにできないことがあります。また、中継機を使用される局は、衛星のCWテレメトリを確認してからアップリンクを行うようお願い致します。FO-29はコマンド専用の受信機は搭載しておらず通信用の受信機を兼用しています。コマンド作業中に多くの局がアップリンクしますと中継機をONにするのに時間がかかることがありますので、ご協力をお願い致します。

蘇ったAO-16(PacSAT)

詳細はJARL WEBをご覧下さい。

JARL　Web　AO-16の情報

Double Cross Antenna

QSTの2008年2月号にNOAA受信用のDouble Cross Antennaが紹介されています。アンテナ駆動装置を必要としないNOAA用の受信アンテナとして、TurnstileやQuadrafilar Helixなどが使用されていますが、このアンテナも製作が簡単でなかなか面白そうです。手始めにFO-29の受信用として435MHz帯の物を製作してみようと考えています。

QST　February 2008
Double Cross - A NOAA Statellite Downlink Antenna
Gerald Martes, KD6JDJ

探偵小説

　1986年に打上げたアマチュア衛星「ふじ」が登場する探偵小説をご紹介しましょう。「ときめきギャル探偵３」という胡桃沢耕史さんの痛快探偵小説です。衛星の無線局コールサインは「8J1JAS」ですが小説では「3J1JAS」となっています。
年末にシャックの整理をしていたところ発見し先週末に読み返してみましたが、なかなか楽しめました！

著　者：胡桃沢耕史
出版社：廣済堂出版　1988年4月発売
ISBN　：JAN：9784331600924