clef

半径1mの世界

精神的な美

2005-04-10 | Weblog
黒蜥蜴 @ル・テアトル銀座

今日は会社の同僚達とランチと観劇です。
皆様美輪様に興味津々。
私は以前からエッセイを愛読させていただいていたのでその美意識を
舞台から感じられるのが楽しみでなりませんでした。

黒蜥蜴の妖艶で純真で残酷な強烈な個性に引き寄せられます。
美術も衣装もとても美しい。特に黒蜥蜴の隠れ家はまるで一流の美術館さながら。
明智と黒蜥蜴は太陽と月のように感じました。
どこか似た匂いのする惹かれあう2人。
本当は限りなく近づきたいのに近づいたら死を覚悟しなければならない関係。
自分が自分であるために最後は死を選んだ黒蜥蜴の深い哀しみと愛と潔さが美しかった。
一瞬、取り乱す明智が思いとどまって凛とする姿も印象的。
絵画や美術品を観るかのような美しさがする作品でした。

美輪さんのちょっとした動きがとても美しい・・・
精神から溢れている独自の美が動きにも磨きをかけている気がします。

友人ともども本も購入。
友人達は美輪様のお好きなものが書かれている本を購入。
迷いましたが、私は自分の心が求めるものを探ってゆくのが楽しいので
その本はやめました。それで、齋藤孝先生との対談のご本を購入。
なんだか日頃考えていた日本の男女の文化差が論じられたり、
興味深いお話が沢山あって、また出逢うべき時に出逢うべき本に
引き寄せられたようです。

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