clef

半径1mの世界

タイアップ?

2005-05-14 | Weblog
先日、通勤中にジェームズ・アンソール展のポスターに目が止まりました。
瞬間に思ったのが「ペルソナポルカ」!ガレシャンにぴったりな一枚。
おどろおどろしいのに滑稽でなんとも気になった。
そんなわけで本日は・・・
ジェームズ・アンソール展@東京都庭園美術館

何の知識もなく、ただ気に止まったので出かけてみました。それに庭園もみたいし。
最初は写実主義、リアリズムな画家だったのですが最終的には「仮面の画家」と
言われるようになったよう。一体何故なのか興味が湧く。
初期の作品は確かにリアリズム。静物画で林檎を描いたものなどが展示されていた。
骸骨がでているポスターでふと思ったのはペストの流行が引き金?なんて思いましたが、
年代が全然違うようでした。←世界史が嫌いだったので。
作品として「ペスト王」というのはありましたが。

順を追ってみていくうちに、突然画風が変わった。
んん?これって・・・そう、「浮世絵」です。
どうも、中国や日本の美術品が出回った頃のよう。北斎の浮世絵に感化されて
それをどうも模写した様子。
アンソールが描いたものの横に、北斎の浮世絵が並べてありました。
ふふ・・・なんだかとても面白い。一生懸命さがあるんだけれど、北斎の繊細で
大胆な絵には及ばない様子。
北斎の細かい描写が素晴らしい。着物の柄がとても美しい。
でもそうゆうところは省いちゃっているのね(笑)
そんなちょっとほほえましい模写?のあとは、だんだんとおどろおどろしい画風へと。
摩訶不思議な面を付けた人々、骸骨、死神。
面白かったのは箪笥に取り付いた霊。とりあえず、かわいい。
そして、「守護悪霊のある自画像」。この感性がいってますね。
なにせ、その時代であれば宗教上あまり受け入れられないのではないかと
素人考えでも思いつくのです。
まぁ、でも、作風を世の中に酷評されたりしたのだから、皮肉ってみたく
なるかも知れません。あえて書いちゃうところもユニークで楽しい。
帰宅してから色々調べてみましたが、実は海外にはもっと面白い
作品が沢山あるみたいです。ユニークな作品がもっと沢山展示されていたら
よかったかも。

庭園美術館では夜LIVEも行っているようですが、この絵「仮面と死神」の前で
「ペルソナポルカ」をガレシャンが演じたら最高だと思うのですが。
ちなみに「七つの大罪」というのもありましたよ☆
まずは2曲決定?タイアップ?(笑)

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