中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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東海道五十三次宿場巡り全15回第10回(35)

2008年05月24日 11時21分44秒 | 街道:東海道五十三次
                     <宇津ノ谷峠を行く>

         東海道五十三次宿場巡り全15回第10回(35)
              (小田急トラベル)
      2008年3月15日(土)~11日(月)(その3)


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第10回 第2日目 3月16日(日)(1)
 晴

<宇津ノ谷峠を越える>

■眠れない夜
 昨夜は,何となく疲れて,19時30分頃,就寝.
 夜中に目が覚める.随分と良く寝たなと思って,時計を見ると,まだ,21時である.これはまずい.ベッドの上で,無理に目を閉じて,ジッとしていると,何時の間にか,また眠る.また,目が覚める.今度は,23時丁度である.また眠る.次ぎに目が覚めたのは,深夜の1時.こんなことを繰り返しながら,4時30分に,堪らず起床してしまう.でも,朝食の6時30分まで,随分と時間がある.仕方なく,テレビを見たり,荷物をいじったりしながら,時間を過ごす.
 漸く,6時25分になる.もう良かろうと考えて,レストランに行く.純日本風の朝食である.年寄りの私には,和食が何よりである.
 
       <静岡北ホテルの朝食>                              <宇津ノ谷の案内板>



■道の駅宇津ノ谷へ
 7時30分,私達は静岡北ワシントンホテルを出発する.そして,ホテルから徒歩で五分ほどの所にあるバス停「本通三丁目」へ移動する.今朝も,2班に分かれて,バスに乗車する.一度に50人ものグループが,1台のバスに乗ってしまうと,地元に人に迷惑を掛けてしまうからである.
 私達先発組は,本通三丁目7時46分発静鉄バスに乗車する.私は運良く座れたが,座る席がなくて建っている方々も結構沢山居る.私達を乗せたバスは,昨日,バスで帰った道を,そのまま逆に辿って,8時03分にバス停宇津ノ谷峠に到着する.
 後発のグループは,宇津ノ谷峠8時27分着の後発バスに乗って,後から到着する.それまで,先発の私達は道の駅宇津ノ谷の売店を眺めながら待つ.
 宇津ノ谷は丸子、岡部両宿の間に位置する間宿である。旅人が、この宇津ノ谷で名物の「十団子」を求めたという。そして無事に峠を越え、ほっと一息ついたところである。

                     <宇津ノ谷の案内板>

■宇津ノ谷から歩き出す
 やがて,後発のバスに乗ったグループも,無事,到着する.
 8時38分,例の「エイ,エイ,オー」の蛮声とともに歩き出す.直ぐに登り坂になる.先ほど下車したバスが通る道は,すぐにトンネルに入る.このトンネルは,目の前の山脈を通り抜けて,山脈の向こう側に出る.それに対して,私達がこれから通り抜ける道は,この山脈を登り詰めて,向こう側に下りる峠道になっている.
 8時44分,「宇津ノ谷」と書いた標識の前を通過する.私は,慌てて,この標識の写真を撮る.登り坂になる.先頭を歩くリーダーが結構な速度で歩く.平素山歩きをしている私には,別にどうという速度ではないが,歩くことが苦手な人には結構辛いようである.瞬く間に,グループがバラけてくる.

■見晴らしの良い峠道
 坂道に沿って,民家やお店が続く.如何にも由緒ある観光地という雰囲気である.化粧煉瓦を敷き詰めた登り坂が続く.やがて,少し勾配が急で,道幅が狭い峠道になる.
 8時53分,私達は見晴らしの良い場所に到着する.進行方向左手に谷間が見えている.ここで,遅れている人を待つために,暫く休憩を取る.眼下に数十軒が寄り添うように集まっている集落が見えている.
 8時57分,休憩を終えて歩き出す.まだ登り坂がつづく.この辺りから完全な山道になる.9時01分に峠を越えて,やや急な下り坂になる.高い石垣沿いの道である.そして,9時03分に林道に出る.ここで,後の人達が到着するまで数分待つ.
 
                     <見晴らしの良い峠道>

■道の駅宇津ノ谷峠
 9時09分,髭題目碑の前を通過する.この碑は旅人の安全を願って建立したようである.そして,慶龍寺に到着する.天皇御在所と書いてある.この辺りから舗装道路になる.近くに「お羽織屋」がある.旅行者の資料によると,ここは豊臣秀吉が小田原城攻略の際,主人石川忠左右衛門の忠心を褒めて陣羽織を与えたのが由来のようである.
 9時15分,蘿径記の案内板と碑の前を通過する.難しい文章が書いてあるが,とても短時間では読めない.
 
        <蘿径記碑跡>                   <延命地蔵尊>

 下り坂を進む.やがて,蔦の細道が合流する。この蔦の細道は,平安時代から鎌倉時代まで利用されていた古道で,旅行社の資料によれば,伊勢物語に「宇津の山に至りて,我人らむとする道,いと暗う細きに,蔦,楓は茂り・・」と記されているようである。
 やがて,進行方向右手には,沢山の材木が山積みされている.山深いところを通過する。 辺りが開けてくる.,9時37分,道の駅宇津ノ谷峠に到着する.ここで,暫くの間,休憩を取る.道路に沿って,かなり広い駐車場がある.その先に道の駅の建物が建っている.白い壁の平屋建ての建物である.
 
     <道の駅宇津ノ谷峠付近を行く>            <道の駅宇津ノ谷の建物>


                       <髭題目碑>



<岡部宿>

■岡部資料館

 休憩を終えた私たちは,エイ、エイ、オーのかけ声とともに,9時50分に道の駅宇津ノ谷峠を出発する。進行方向右手の丘陵に沿って進路を西に変える.やがて,道幅がやや広い2車線の道路にでる.かなり頻繁に自動車が往来する.道の両側には,幾分,宿場町の雰囲気を残した町並みが続く.ガイドが盛んに「一列になって歩いてください」と注意する.自動車道路に合流してすぐに,日本橋から46番目の岡部一里塚跡を通過する.
 道路が左手に直角に曲がって,南に向かう.そして,10時15分,角からすぐのところに岡部宿柏谷資料館に到着する.ここで,しばらく休憩をとる。
 
          <柏屋の入口>                    <柏谷中庭の店頭>

 柏谷は古風な純日本風の建物である。傍らに「大旅籠柏屋」と書いた看板が建っている。軒には「登録有形文化財」と書いた案内板が取り付けてある。店内には,柏餅,羊羹,とろろ芋などの土産品が,沢山陳列されている.
 建物を抜けて,広い内庭に入る.庭のベンチに腰を下ろして,暖かい日差しを浴びながら,ゆっくりと休憩をとる.庭の片隅にも売店がある.ここでは,岡部産の様々な野菜が売られている。
 売店脇ではセルフサービスのお茶が置いてある。お茶をご馳走になりながら,中庭を散策する。売店の反対側には,昔の駕籠が1台置いてある。駕籠の中を覗いてみる.中は以外に狭い.駕籠に乗っての旅は,楽ではないなと想像する。
 
           <柏谷の駕籠>                   <岡部宿本陣跡>

■小野小町姿見の橋
 資料館の外に出てみる。岡部宿と書いた案内板が建っている。
 岡部宿は,江戸から21番目の宿である.宿内には本陣2カ所,脇本陣2カ所,旅籠27軒,宿内戸数487戸,宿内人工は2,322だったという。
 傍らに岡部本陣と書いてある杭が建っている.この辺りに本陣があったようである.また,すぐ近くに「小野小町姿見の橋」という案内板が置いてある。小野小町が,晩年,東国へ下る途中で,この岡部宿に泊まった.小町は橋の上から,夕日に映える西山の美しさに見とれる.そしてふと橋の下の水面を見ると,疲れ果てた自分の姿が映っている.それをみて,老いの我が身を悲しんだという.

■岡部の松並木
 10時42分,岡部資料館を出発する。
 狭い街道を南西に進む.途中,佐護神社,雨宮神社の前を通過する。やがて三叉路に突き当たる。そこを右折し,すぐに左折する.すぐ近くに,岡部町役場の建物が見えている。
 11時02分,「東海道岡部の松並木」と書いてある案内杭の前を通過する.辺りは何となく都会風は広い道になっている.広い歩道の真ん中に松の並木が続く.


■鬼島一里塚
 11時11分,墨黒々と「従是西巌村領」と大書した木柱の前を通過する.傍らにその説明文が掲示されている.この説明文によると,この杭は「岩村藩領榜示杭」という.現在の杭は,近年復元したもののようである.
 しばらくの間,単調な道を南西に進む。 11時09分,高速道路下のガードを潜る.
 11時12分,美濃国の飛び地があった場所を通過する.なぜ,こんなところに美濃の国の飛び地があったのか良くわからない.
 続いて,11時13分,白壁の塀に,「稲荷小路」「油街途」と書いてある看板の前を通過する.油街途の曰く因縁は全くわからないまま,例によって,ただ,ただ,通過してしまう.
 11時32分,日本橋から47番目の鬼島一里塚を通過する.
 11時35分,八万橋を渡る.残念ながら,川の名前は良くわからない.
 
■須賀神社で昼食
 11時42分,須賀神社に到着する.ここで,仕出屋の弁当を受け取って,境内で昼食を摂る.シャケやカマボコが入っている豪華な弁当である.缶入りのお茶もついている.地べたに座り込んで,のんびりと食事を楽しむ.
 庭先には,クスノキの大木が繁茂している。この大木は,須賀神社のご神木である.根回り15.2m、高さ23.7mもある立派な木である.
 
   <従是西巌村領の碑>             <昼食の仕出し弁当>
                                (つづく)

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2 コメント

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昨日は (山の英ちゃん)
2008-05-29 07:26:11
お世話になりました。
随分 詳しく載せてますね。
 JR東海の歩こう会で 静岡を起点に 丸子の宿から岡部宿まで
歩いたことあります。
コメント有り難うございました (Flower-Hillです.)
2008-05-29 09:34:41
山の英さん
昨日は,楽しいお話,有り難うございました.
また,お目にかかれることを楽しみにしています.

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