
<鎌倉芸術会館>
梅雨の鎌倉;鎌倉芸術館で水彩画を楽しむ
(水遊会水彩画展見学)
2011年6月14日(火)
■鎌倉芸術館へ
私がサラリーマン時代,同じ職場に居られたOさんから,次の水彩画展の案内状を頂戴した.早速,私は水遊会展覧会を見学するために,6月14日午後,会場に出掛けた.
水遊会の由来などは,私には良く分からないが,某カルチャースクールの仲間達が集まって結成,今年で15周年を迎えるとのことである.会場に水遊会の由来の説明が掲示されていたが,覚えられないので,この辺で,同会の紹介はこの辺りで・・・
なお,この展覧会は,本日から6月19日(日)まで開催されている.
午後,ブラブラと鎌倉芸術館に向かう.
梅雨時にしては,天候が回復して,そう暑くもなくとても気持ちがよい.
13時頃,鎌倉芸術館に到着する.
■素晴らしい水彩画が沢山
残念ながら,Oさんは不在だったが,沢山の水彩画を大変興味深く何回も,何回も見て回る.私は,大変,新鮮な驚きを覚える.
同僚のOさんが出品している2枚の絵は,ヨーロッパの市街を描いたものである.とても緻密に丹念に描かれている.それに,なるほど,こういうところも画題になるんだという貴重なヒントを与えてくれる.
■率直な印象
今回の展覧会拝見した率直な印象は,以下の4項目に要約できる.それぞれの絵を拝見した後,何ともいえない清涼感が残るのがとても良い.
1.全体にとても上品な印象を受ける.
2.オーソドックスな水彩画である.
3.完成度の高い緻密な作品ばかりである.
4.どの絵にもストーリーが含まれている.
■真似したい絵
どの絵も真似してみたいが,特に感銘を受けた絵の一部(受付で写真撮影の了解を得ている.ただ,直接作者から撮影許可を受けていないので,問題があれば直ちに消去します).
私は,これらの絵から,大変な感度を受ける.
※なんとも.すてきな絵だ.私もこんな絵を描いてみたいが,到底無理
※ため息が出るほどすてきな雰囲気の絵である.
※この奥行きの見事さ.落ち着いた色調.良いですね.
※ああ~,・・良いな~あ・・・ 私もこんな絵を描きたい.
※詩情豊かで奥行きのある素晴らしい絵である..
■自分が恥ずかしくなる
翻って,自分の絵がどのようなものかを考える.いくつかの反省点がある.
第1に,私の絵には,醜悪なドタドタ感が目立ち,清涼感がない.
そして第2に,私の絵は,やたらに絵の具をぬりたくっているので,妙に重くなり,全体が濁っている.
第3に,私の絵はやたらに力み過ぎていて,何ともぎこちない.
第4に,私の絵は,粗雑で,完成度が低い.
私は,お気に入りの絵の前に立って,その絵をジッと眺める.作者の承認を得ていないので,ここで気に入った絵を具体的に示すわけにはいかないが,帰宅したら,早速,真似をしてみようと思う.そう思い立つと,一刻も早く帰宅して,絵を描き出したくなる.
「・・そうだ! 家に“積んでおく”になっている水彩画の画集を,もう一度丁寧に見直してみよう・・・」
私はブラブラと歩いて家に帰るつもりだったが,一刻も早く家に帰って,描きかけの絵の制作に取りかかりたくなった.そこで,宗旨替えをして,大深駅からバスに乗って,16時過ぎに帰宅する.
早速,描きかけの絵の前に座り込んで,さてどぅしようかと考え込んでいる.
今日は刺激的な一日であった.
(おわり)
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