<峯山山頂から材木座・逗子方面を望む>
コロナに負けずに鎌倉散策;常磐山・桔梗山・源氏山・台峯縦走(前編)
(独り散策)
2020年4月10日(金) 晴
<ルート地図>
■全体図
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■常磐緑地
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※現地案内板を撮影
<まずは常磐緑地登山口へ>
■毎度の午後の散歩へ
コロナ騒ぎで自宅禁足状態が続いているが,私は雨が降らない限りできるだけ毎日鎌倉市内を歩き回るようにしている.平素は鎌倉は平らなところがなくて息が詰まりそうなんで愚痴を言っているが,遠出をせずに近場を毎日ぐるぐる回り続けていると,そんな愚痴は言えなくなる.その理由は毎日嗜好を変えて海や山をぐるぐる回ることができるからである.〃山でも4~5日間をあけてから訪れると,その間に季節が進んでいるのが分かる.そんな変化が私の怠惰な性根に喝を入れてくれる.
さて今日はどこへ行こうか?
毎度のように行き先を正確には定めずに,今回も,12時55分,鎌倉中央公園清水塚口から歩き出す.
まずは,清水塚口近くの下り坂を何となく梶原方面に向かって歩き始める.例によって靴底がすり減った運動靴と万一の場合の小銭,デジカメ,それにガラケイぐらいしか持たない超軽装である.なぜかと言えば,これしか持っていなければ成り行きで遠くまで行ってしまわないからである.
前方には鎌倉山が見えている.
<住宅地内を深沢方面へ>
■常磐緑地登山口
梶原のバス通りに突き当たり右折,バス通りに沿う裏道を通って梶原口方面に向かう.
13時16分,梶原口近くの横断歩道を渡って,目に前に聳えている高圧線鉄塔脇の急坂の前に到着する.ここが常磐緑地への梶原側の登山口になっている.
<常磐緑地登山口>
<登山口から峯山へ>
■こかげ道分岐
13時18分,急坂の舗装道路が終わり,進行方向右側に並んでいた民家がおわり,いよいよ土道に入る.急にすごい山の中に入ったような気分になる.今はまだ4月上旬である.あのうるさいヤブ蚊,蜘蛛,蛇などはまだ出ていないので快適である.山道に入った途端に気分が高揚する.
13時19分,こかげ道分岐に到着する.つい2~3日前に,この木陰道を通って八雲神社口に下山したばかりなので,今日は左側の尾根道を歩くことにしよう.
地元の方々がとても良く管理されているので,山道は実にきれいに整備されている.さらに沢山の案内標識が経っているので,実にありがたい.常磐緑地を整備されておられる方々に感謝しながら,尾根沿いの道を歩き続ける.ウグイスの鳴き声が絶えず聞こえてくる.
<こかげ道分岐>
■小さな広場
緩やかな上り坂が続く.
13時24分,小さな広場に到着する.木製のベンチが2基備え付けられている.辺りは雑木林.そういえばこの辺りには植林された杉林がないことに気がつく.
広場を囲む雑木林の間から山麓に広がる住宅地や遠くの山が見えている.
<小さな広場>
■のどかな尾根道
13時26分,左手へ八雲神社に下山する道が分岐する.分岐点にはちょっと古くなた案内板が立っている.この辺りは写真でも分かるような実に気持ちの良い尾根道が続いている.新緑が美しい季節になったなと実感しながら,ごくゆっくりと歩き続ける.
<八雲神社口への分岐点;右が八雲神社方面>
■材木座海岸・逗子マリーナ方面を望む
分岐点広場から材木座海岸・逗子マリーナ方面の眺望が開けている.春霞がかかっていてくっきりとは見えないが,三浦半島が遠くまで続いているのが見える.
手前に見えている住宅地は,多分,常磐辺りだと思う.
ここでも周囲からウグイスの鳴き声が絶えず聞こえてくる.
<八雲神社口分岐付近からの眺望>
<峯山山頂>
■峰山山頂に到着
13時30分,殿入方面に下る道を右手に分岐する.今回は分岐に入らずに尾根道を直進するが,実は殿入方面の道もなかなか魅力的である.
分岐を通過し,やや急な坂を登って,13時32分,峯山山頂(標高98メートル)に到着する.山頂一帯は疎林で,木製のベンチがいくつか置いてある.ここで辺りの風景を眺めながら,1分ほど立ち休憩を取る.
<峯山山頂>
■山頂からの眺望
まずは山頂から南側の風景を楽しむ(冒頭の写真).材木座海岸や逗子マリーナが手に取るようによく見えている.その先に三浦半島が連なっているのが見える.写真でははっきり見えないが,遠くに大楠山の山頂が霞んで見えているような気がする.
<峯山からの眺望>
<野村総研跡地へ>
■踏み荒らされた道
13時33分,峰山山頂を出発する.
この辺りから登山道が少し荒れ始める.
実はこかげ道分岐辺りから,馬の足跡が気になっていた.残念ながら登山道の路肩が馬によってずいぶんと荒れているのが気になっていた.峯山を過ぎるとその荒れ方がさらに気になり始める.道の保全にもう少し気を配って貰いたいなと思いながら馬が踏み荒らした道を注意深く通過する.
散歩中に大きな馬に出会ったら,どうやって避けようか考えてしまう.できることなら,せっかくの散策路である.ここを安心して通るのには,歩くのは人間だけにして貰いたいなと思う(私の勝手な願いだが…).
<馬に踏み荒らされた道>
■野村総研跡地の建物
13時39分,御所ノ内分岐を通過する.コンビニ脇に出る道である.この道に入ると,誰が何時何のために作ったのかがはっきりしない階段が尾根から山麓近くまで続いている.つい1ヶ月ほど前にこの道を下っているので,今回は通過する(当ブログでも紹介済み).
13時42分,野村総研跡地に到着する.昔,1980年代に仕事でここを訪れたことがある.あのときお目にかかった方々は,多分,とっくに定年退職されているだろうなと回想しながら,白亜の建物の脇を通過する.
この建物,外観は立派に見えるが,窓越しに見える内部はずいぶんと荒れ放題のようである.
”新型コロナウイルス罹患軽傷者の避難場所として使えないかな…”
と余計でお節介なことを連想する.
<野村総研跡地の建物>
■野村総研跡地のグラウンド
建物の先は土満ちながら自動車が通れるほどの幅広い道になる.
13時47分,この道の突き当たりにあるグラウンドに到着する.
広々としたグラウンドの片隅に幼児親子が日向ぼっこをしている.とても静かで聞こえてくるのはウグイスの鳴き声だけである.
<野村総研跡地グラウンド>
<桔梗山>
■竹林を登る
グラウンド入口の左手,竹林の中に細い土道が分岐している.入口には何の標識もないので,注意深く見ないとちょっとわからない.
この土道を分け入ると,周囲は大規模な竹林で,やや急でジグザグの上り坂が続く,ときどき土道が不明瞭になる箇所もあるので要注意である.
<竹林の中の土道>
■桔梗山山頂
少し長い竹林の坂道を登り詰めて,13時54分,桔梗山山頂(標高113メートル)に到着する.
山頂周囲の竹は腰高の位置で伐採され,清々とした感じの広場になっている.広場のほぼ中央に新品の腰掛けが置かれている.この腰掛けを見て何ともうれしい気分になる.多分,沢山の方々がボランティアでこの山の保全活動をしているに違いない.平素何もしていない私がその恩恵を受けていることになる.
<桔梗山山頂>
■山頂からの眺め
桔梗山山頂から,北側の眺望を楽しむ.竹の間から横浜方面の眺望が開けている.手前の山並みは一体どこだろう.台峯緑地かな,それにしてはちょっと遠すぎるな,じゃあ…鎌倉と横浜の市境の山かな…手許に地図と磁石がないので,正確な山座同定ができないが,まあ,どこでもいいや.
<桔梗山山頂からの眺望>
<裏大仏ハイキングコースを経由して源氏山公園へ>
■裏大仏ハイキングコースへ合流14時
桔梗山山頂から竹林の中の道を下る.途中小さな分岐が2カ所あるが.今回はまっすぐ歩き続けて.14時01分,裏大仏ハイキングコースに突き当たる.
昨年の台風19号で通行不能になっていた裏大仏ハイキングキースは,つい先日から源氏山公園から大仏までは歩けるようになったと,某新聞に出ていたので,このまま裏大仏ハイキングコースを歩いてみようかと思ったが,まあ,今日のところはやめておこう…ということで合流点を左折して源氏山公園方面に向かうことにする.
<裏大仏ハイキングコースに合流>
■裏大仏ハイキングコースからの眺望
裏大仏ハイキングコースに入る.やっぱり鎌倉の代表的なハイキングコーだけのことはあって,急に道幅が広くなり路面も状態も格段に良くなる.
合流点からほんの少し歩くと舗装道路になり,道路の両側に民家が建ち並ぶようになる.さらに先へ進むと進行方向左側は相変わらず民家が続くが,右側は断崖になるが,路肩に繁茂する雑木が視界を遮っている.
14時07分,路肩の雑木が急に途絶えて,一気に視界が広がる.もちろんここで撮影タイムをとって,数枚の写真を撮る.眼下に鎌倉の市街地,その先に逗子マリーナ,さらにその先に三浦半島がず~っと続いているのが見える.
<裏大仏ハイキングコースから鎌倉を望む>
■源氏山公園に到着
14時12分,裏大仏ハイキングコースは源氏山西端の道路に突き当たる.見事に色づいた木々の新芽が目に鮮やかである.もちろん,ここでも数枚の写真を撮る.
突き当たった道路を右折すると化粧坂,源頼朝座像のある広場,葛原岡神社方面に抜けることができる.左折すると梶原方面に下ることができる.
”さて,どっちへ行こうかな…”
デタラメ歩きの私は,ここでも奇妙なくらい迷い続ける,時計を見ながら…
<新緑の源氏山公園>
(後編に続く)
後編の記事
↓
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/1bf523415677e589da1d4563ab6cf6df
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