最近、自分の日々の出来事を公開日記として綴るとしたら、どんなコンセプトになるだろうかとふと考えていたら、松山千春の『残照』という歌を思い出した。昔ラジオとかで聞いたイメージが頭に残っているだけなので、改めて聞いてみたらそのイメージにぴったりとくるかどうかは分からないのだが。
「今日一日が終わりだと 西の空が ため息ついた
家路を急ぐ人の波 やすらぎたちが お出迎え
ささやかだから いとしくて ささやかだから だいすきで
わらうことが 泣くことが 悩むことが 生きることが」
この歌詞が、ぼくの生き方や心のありようと重なるわけではないが、多くの制約の中で生きている日々の暮らしは本当に「ささやか」なものであり、「ささやかだから いとしくて ささやかだから だいすきで」という歌詞は、そんな日々の暮らしに美しい彩りを一つ添えてくれるような気がするのである。