秋のお彼岸に決まって咲く彼岸花。今回は、かながわの花の名所１００選に選ばれている伊勢原市日向（ひなた）地区に群生している彼岸花を１９日、撮りに行って来ました。しかし、今年は異常気象のせいで開花が遅れているとかで、２、３分咲きでした。同地区の彼岸花は、モグラやネズミなどから田畑を守るために植えられたそうで、稲刈りが行われている田んぼのあぜ道や道端に彼岸花がにょきにょきと顔を出し、満開になったらさぞ素晴らしいだろうなと思う事しきりでした。それでも咲いた花には蜜を求めて蝶がとまり、また、花に飛んでくる虫をねらってカマキリが花の上で待ち構えていたり、なかなか面白いカットが撮れました。一方、久し振りの里山は何故か心が休まりますね。さて、猛暑もようやく収まり、気温も徐々に平年並みに近づいてきたようですね。澄み切った秋の空、野、山にはススキ、コスモスなどカメラマンにとっては題材が一杯で絶好のシーズン到来です。皆さんに負けないように頑張って素敵なカットを撮りたいと思っています。
今年は、記録破りの猛暑。何時になったら涼しくなるのか待ち通しくてたまりません。先日、久し振りに神奈川県立フラワーセンター大船植物園に行って来ました。園内には、睡蓮、サルスベリ（百日紅）など夏の花が咲いていたり、パンパスグラス（西洋ススキ）の銀白色や小豆色の穂を付け秋の気配を漂わせていました。最近は、地球温暖化の影響か四季の移ろいがはっきりせず、季節感が感じにくくなっています。がしかし、自然界はルールを守り、季節の移ろいをきっちりしているようですね。天高く馬肥ゆる秋、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋と秋は素晴らしい季節です。でも、庶民の味“さんま”が不漁で高値になり、ちょっと遠のくのは残念です。一方、高級食材“まつたけ”が豊作とか・・・。とにもかくにも早く涼しくなって欲しいものです。写真は秋を告げるパンパスグラス（西洋ススキ）。