8日明け方、4時過ぎ、朝焼け。
5~6分後には
わずかの時間でそのさまは大きく変わる。
『朝焼けは雨の前兆。』『夕焼けの翌日は晴れ』は、偏西風が列島上空を流れ、
天気が西から変わる春や秋に当てはまる天気俚諺。
夏は太平洋高気圧が張り出し、偏西風は北日本まで北上し、西日本と東日本では
天気が西から変わるとは限らない。
秋や春は中層や高層の高い雲が多く、それらが朝日や夕日に染まり、夕焼けの継続時間も
比較的長く、『天高く』の夕焼けになるが、夏は湿気が多く、低い雲と高い雲が混在し、
複雑に、また実に怪しく赤に染まり、その変化も著しい。
特に、台風が南の海上にあるときは、流れ込む湿った空気により広がる中層の雲が赤く
染まり、不気味、ともいえるような夕焼け、朝焼けになることがある。