気象予報士 村上繁郎のブログ

気象予報会社「ファインウェザー」の気象予報士です。身近な気象現象や季節の出来事などを気象予報士の目を通して綴ります。

遠雷

2018-08-26 22:04:28 | 気候

太平洋高気圧は強く張り出し、今日26日の小田原の最高気温は35.4℃、猛暑日。

しかし、地上天気図を見ると、前線が日本海を南下し、この前線が29日ごろまで

北陸から関東北部に停滞する予想。太平洋高気圧が、列島上空にドカンと広がって

いたころに比べれば、次第に後退する傾向が見えてきた。

南下してくる前線、秋雨前線ということになるが、前線の南側には暖湿気流が流れ込み、

大気の状態不安定。関東地方平野部でも日中の気温上昇の影響で昼過ぎから所々で

雷雲が発生。

夜になっても栃木や茨城で雷雲が発達していた。

小田原から見ると、丹沢大山のはるか向こう、かなとこ状の積乱雲が、稲妻の光で、

夜空に浮かび上がっていた。不安定な大気の状態は明日も続く。

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13号通過

2018-08-09 09:23:19 | 気候

台風13号、数日前予想されて進路より東よりに進み、今日9日は関東の東の海上を北上。

神奈川県西部、小田原や箱根では台風の西側になり活発な雨雲がかかることはなく、

9日後半は台風一過のごとく青空ものぞいた。しかし、時折流れてくる雨雲から雨が落ち、

その雨粒に夕日が射し込み、あちらこちらで虹を観ることできた。地球は美しい・・。

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台風13号、厳重警戒・・

2018-08-05 17:20:35 | 気候

5日15時45分気象庁発表の台風第13号の5日間予報。勢力を強めながら小笠原の東の

海上を北上し、8日の後半から9日にかけて関東南岸から東海沿岸に接近・上陸する予想。

東よりに進めば房総半島の東を北上だが、東海から関東直撃の可能性がある。

列島上空に帯状に広がっていた高気圧が東西に別れ、その割れ目に台風13号が流されてくる。

今回発表の予想進路の中心を進んだ場合、台風13号は速度を増すことなく、強い勢力を

維持して本州南岸に接近し、9日の後半に、上陸後、東よりに向きを変え、速度を増す予想。

偏西風が北日本上空にあるため、台風が東に向きを変える転向点が関東付近ということに

なるのだろう。速度が遅いため、台風が接近すれば、暴風雨の継続時間は長くなる。

4日目以降の予報円はまだ大きく、進路予想は確定ではないが、最悪の進路を考慮し、

大雨に厳重警戒。

 

 

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