気象予報士 村上繁郎のブログ

気象予報会社「ファインウェザー」の気象予報士です。身近な気象現象や季節の出来事などを気象予報士の目を通して綴ります。

急に秋・・

2018-10-17 23:46:30 | 気候

10月10日ごろまでは、暑い日が続き、小田原アメダスでも7日には32.8℃などという

記録的な最高気温。その後平年並みの気温になり、13日から14日の雨が富士山では

雪となった。9月26日に甲府地方気象台が初冠雪を発表したが、その時は山頂付近の

わずかな積雪。16日の芦ノ湖からの富士山。一気に秋が来た。

同日朝の箱根「お玉が池」。朝もや、静寂。東山魁夷を彷彿させる風景が良い。

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仲秋・中秋?

2018-09-24 22:33:57 | 気候

24日は雲が広がり、名月観賞は厳しい、との大方の予報(予想)に反し、関東地方では

すばらしい『お月見』となった。時折淡い雲が名月にかかり、かえって趣がある。『いとをかし・・・』

『仲秋の名月』『中秋の名月』・・。『仲秋』は陰暦の秋、7月8月9月の真ん中の8月を表し、

『中秋』は陰暦の8月15日のことらしい。広辞苑第4版では同じ意味としているが、最近は

『中秋』を使うのが普通のようだ。

   *      *      *

南の海上では台風24号が不穏な動き。5日間予想では29日ごろには南西諸島から東シナ海に進む。

その後東シナ海を北上し、東寄りに向きを変えれば、西日本に近づき、衰えるではあろうが、

湿った空気が強く流れ込み、30日頃から広い範囲に影響がありそう。

 

 

 

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湿った空気の影響

2018-09-08 23:49:15 | 気候

西日本から東日本に停滞する秋雨前線に向かって湿った空気が流れ込む。

暖湿気流が山にぶつかり雨雲が発達する。西日本から東海地方では所々で雨。

箱根でも雨雲がかかり、雷を伴った雨となることもある。

箱根にかかった雲から落ちる雨粒が南西風に流され、小田原に飛ばされる。海上や

関東平野部では、湿った気流は上昇することはなく、雲も発生することなく、晴れ間が広がり、

朝の陽光が小田原上空に虹を架ける。

陽が高くなると、湿った空気の影響で夏と秋のさまざまな雲が入り交じり、『行き合いの空』。

太陽の周りの雲の一部が虹色に輝く『彩雲』が現れた。

 

 

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遠雷

2018-08-26 22:04:28 | 気候

太平洋高気圧は強く張り出し、今日26日の小田原の最高気温は35.4℃、猛暑日。

しかし、地上天気図を見ると、前線が日本海を南下し、この前線が29日ごろまで

北陸から関東北部に停滞する予想。太平洋高気圧が、列島上空にドカンと広がって

いたころに比べれば、次第に後退する傾向が見えてきた。

南下してくる前線、秋雨前線ということになるが、前線の南側には暖湿気流が流れ込み、

大気の状態不安定。関東地方平野部でも日中の気温上昇の影響で昼過ぎから所々で

雷雲が発生。

夜になっても栃木や茨城で雷雲が発達していた。

小田原から見ると、丹沢大山のはるか向こう、かなとこ状の積乱雲が、稲妻の光で、

夜空に浮かび上がっていた。不安定な大気の状態は明日も続く。

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13号通過

2018-08-09 09:23:19 | 気候

台風13号、数日前予想されて進路より東よりに進み、今日9日は関東の東の海上を北上。

神奈川県西部、小田原や箱根では台風の西側になり活発な雨雲がかかることはなく、

9日後半は台風一過のごとく青空ものぞいた。しかし、時折流れてくる雨雲から雨が落ち、

その雨粒に夕日が射し込み、あちらこちらで虹を観ることできた。地球は美しい・・。

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台風13号、厳重警戒・・

2018-08-05 17:20:35 | 気候

5日15時45分気象庁発表の台風第13号の5日間予報。勢力を強めながら小笠原の東の

海上を北上し、8日の後半から9日にかけて関東南岸から東海沿岸に接近・上陸する予想。

東よりに進めば房総半島の東を北上だが、東海から関東直撃の可能性がある。

列島上空に帯状に広がっていた高気圧が東西に別れ、その割れ目に台風13号が流されてくる。

今回発表の予想進路の中心を進んだ場合、台風13号は速度を増すことなく、強い勢力を

維持して本州南岸に接近し、9日の後半に、上陸後、東よりに向きを変え、速度を増す予想。

偏西風が北日本上空にあるため、台風が東に向きを変える転向点が関東付近ということに

なるのだろう。速度が遅いため、台風が接近すれば、暴風雨の継続時間は長くなる。

4日目以降の予報円はまだ大きく、進路予想は確定ではないが、最悪の進路を考慮し、

大雨に厳重警戒。

 

 

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台風、流れに身を任す

2018-07-28 13:27:23 | 気候

台風は大気の巨大な渦。水面の渦と同じように自ら移動することはなく、

周囲の大気の大きな流れに身を任せる。南の海上で発生した台風は太平洋高気圧の

周囲の時計回りの流れに乗って北上し、北緯30度線付近で東寄りに向きを変え、

その後偏西風に流され、北東へと一気に加速、列島を駆け抜ける。夏の終わりから

秋にかけての定番の台風の進路。しかし夏の盛期のころは、台風が日本付近に

進んできても、上空の偏西風が弱く、東寄りに向きを変えるとは限らない。

28日未明気象庁発表の高層天気図の予想図(数値予報図)。日本時間28日夜9時の

500hPaの気圧の高度を表している。青い網をかけたところは上空の高気圧。

東西に帯状に広がる気圧の峰になっている。関東の南に台風12号がある。

台風は北側に広がる高気圧の周囲の時計回りの気流に流され西へ進むことになる。

こちらの予想図は同じく500hPaの気圧の高度の気温を表している。青い網をかけた

ところは周囲より気温が低い『寒冷渦』。上空の寒気を伴った低気圧。UCL(upper cold low)

とも呼ばれる。その周りでは反時計回りの気流があり、やはり台風を西へと押し流す。

日本海の東西に広がる帯状の高気圧と本州の南に進んだ寒冷渦のはざまに台風が迷い込み、

列島付近で西へと進む。稀有な現象であると思うが、数日前からの台風12号の進路は

予想され、ほぼ的中、というところもすばらしいと思う。

台風に対する備えが各地で進んでいるが、小田原港でも多くの漁船が高波に備え、

岸壁から離してがっちりと係留されていた。夏は潮位が高く、今朝は満月で皆既月食。

大潮にあたり、高潮も警戒。

小田原市の水産海浜課の方によれば、過去には、台風接近のときは、三浦半島の油壷に

避難していたらしい。

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ちょっと異なる今年の夏。

2018-07-15 17:17:50 | 気候

西日本中心の豪雨(平成30年7月豪雨)のあと、太平洋高気圧が勢力を強め

西日本でも梅雨明け発表となり、西日本から東日本の広い範囲で厳しい暑さが

続いている。まさに『梅雨明け10日』。関東付近では北日本を通過する気圧の谷や

上空の寒気、そして地上付近の気温の上昇により、大気の状態不安定。

雷雲の発生しやすい状態が続いてしまいそう。『雷3日』。

今年は関東地方の記録的な早い梅雨明けなど、ちょっとおかしい。毎年平年通り、

ということはあり得ないが、今年は平年並みから逸脱していることが多いかな、

と思う。

箱根芦ノ湖でワカサギ釣りが絶好調。毎年7月中旬ごろから釣れ始めるが、その時期は

変動があり、8月中旬にやっと釣れ始めることもある。今年が6月下旬から釣れ始め、

そのサイズも良型中心。毎年初期のころは楊枝サイズの小型が多く交じってしまうが、

今年はその楊枝サイズは見られない。ワカサギ釣りといえば氷上で釣る冬の風物詩の

のイメージが強いが、芦ノ湖では夏から12月の全面禁漁まで楽しめる。秋になると

脂がのり、卵も抱いて最高の風味となる。水のきれいな芦ノ湖、もちろん夏のワカサギも

香りがあり実に美味。フライが定番だが、唐揚げやマリネ、そして塩焼きは最高の風味。

シシャモの仲間だからまずいわけがない。ビギナーでも家族連れでも楽しめるワカサギ

釣りです。

こちらは、東海から関東の各水産試験場や水産技術センターが持ち回りで毎日更新

している『関東・東海海況速報』水産業で必要な海流や海水温の実況。

黒潮が紀伊半島の南から伊豆諸島付近まで大きく南に蛇行し、この状態はかなり

長く続いているよう。漁業に大きく影響する冷水隗ができたり、海水温の

異常の原因になることが懸念される。私は専門家でもなく、関係は不明だが、

今年は相模湾の水温がなかなか上昇せず、遊漁船の釣り物も例年と勝手が違って

しまい、6月下旬には、相模湾で、ルアーで釣れるようになるキハダ(マグロ)だが、

今年は、釣果の情報がほとんど伝わらない。1週間ほど前から相模湾の表面付近の

海水温が25度ぐらいまで上昇し、キハダがはねてもよい水温になったが、キメジと

呼ばれる小型のキハダは釣れているが、15日の時点で、まだキハダの釣果に関する

良い情報を聞くことができない。10数年前から多くの釣り人を虜にし、遊漁船や

釣具業界には特需ともいえるキハダフィーバーが続いてきたが、今シーズンは

どうなるのだろうか。8月1日からはエサ(コマセ釣り)によるキハダつり(カツオや

イナダ・ワカシも含む青物釣り)が解禁となる。個人的にも、キハダにはぜひ

相模湾に現れてほしい。

ツバメたちの今シーズン2回目の子育てが進んでいる。まだ目を開いていない程度の

ヒナに親鳥がせっせとご飯を運ぶ。このように簡単に撮影できるような場所の巣は、

天敵のカラスたちにもよく見えているはず。一回目は無事に巣立ったが、今回も無事に

巣立つことができるだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

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夏の朝焼け

2018-07-09 11:15:01 | 気候

8日明け方、4時過ぎ、朝焼け。

5~6分後には

わずかの時間でそのさまは大きく変わる。

『朝焼けは雨の前兆。』『夕焼けの翌日は晴れ』は、偏西風が列島上空を流れ、

天気が西から変わる春や秋に当てはまる天気俚諺。

夏は太平洋高気圧が張り出し、偏西風は北日本まで北上し、西日本と東日本では

天気が西から変わるとは限らない。

秋や春は中層や高層の高い雲が多く、それらが朝日や夕日に染まり、夕焼けの継続時間も

比較的長く、『天高く』の夕焼けになるが、夏は湿気が多く、低い雲と高い雲が混在し、

複雑に、また実に怪しく赤に染まり、その変化も著しい。

特に、台風が南の海上にあるときは、流れ込む湿った空気により広がる中層の雲が赤く

染まり、不気味、ともいえるような夕焼け、朝焼けになることがある。

 

 

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梅雨明け発表しちゃいました・・

2018-06-30 16:40:57 | 気候

な、な、なんと、関東甲信地方で、平年より3週間以上早い6月中の梅雨明けの発表。

太平洋高気圧が東日本に張り出しを強め、今後も梅雨前線が本州の太平洋側

まで南下してくることはこないだろうということのようだ。

週間予報の予想図では、7月5日から6日頃になると、太平洋高気圧の張り出しが

弱まり、梅雨前線は北陸沿岸部付近まで南下する予想。湿った空気の入り方や

前線の位置によっては、太平洋側でも多少の天気の崩れがあるかも・・。

週間予報の日別信頼度も3日以降は、降水の有無の予報が変わる可能性が

やや高いことを意味するCが続く。西日本は台風7号や湿った空気の影響で

雨の降りやすい状態が続き、梅雨明けの発表はまだ先になりそう。東日本では

もう少し雨がほしい。

*   *   *  

ここ最近、ツバメの巣立ちの頃。今朝、窓の外の電線に多くの若いツバメが

とまっていた。

  

見た目いっちょ前だが、親ツバメに比べるとあどけなさが残る。

一人立ちはまだまだ、親ツバメがご飯を運んできてくれれば皆で大騒ぎ。

カラスの攻撃に合うこともなく無事に巣立つことができ、まずはめでたしめでたし…。

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